癌は1981年以来わが国の死因第1位となり、現在3人に1人がなんらかの癌で死亡する時代である。そんななか、癌患者への緩和ケアがいま大きく変わろうとしている。従来のターミナルケア(終末期医療)だけでなく、緩和ケアチームの活動によって一般病棟にも緩和ケアが浸透しつつあるのだ。今年4月から施行されたがん対策基本法には、「早期からの疼痛緩和」「在宅での支援体制」など緩和ケアに関する項目が盛り込まれ、今後の動向が注目される。
そこで今回は、日本における緩和ケアチームの先駆けであり、緩和ケアに鍼灸治療を取り入れている、国立がんセンター中央病院の下山直人氏に「緩和ケアの最新事情」「緩和ケアにおいて鍼灸が果たせる役割や可能性」などについて話を伺った。
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