あらゆる病は「冷え」から起こる
〜「冷え」は東西両医学の架け橋となるか〜
川嶋 朗
(東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック)
原 オサム
(積聚会 副会長)
統合医療に関心があれば、川嶋朗氏の名前をご存じない人はおそらくいないでしょう。主に一般向けのマスコミ媒体を通じて、漢方や鍼灸、ホメオパシーなどの代替医療の普及・啓蒙に尽力する、日本統合医療におけるキーパーソンの1人です。
そんな川嶋氏は昨年2月に、『心もからだも「冷え」が万病のもと』(集英社新書)という本を上梓しました。この本の中で川嶋氏は、メタボリックシンドロームやアレルギー、がんや心の病までも「冷え」が原因だと説いています。一方、鍼灸臨床の現場でも「冷え」を重視して取り組んでいる臨床家は少なくありません。
今回、川嶋氏と鍼灸臨床上の方法論として特に「冷え」を重視する積聚会の指導陣の一人である原オサム氏に、「冷え」をテーマに縦横に語っていただきました。「冷え」があらゆる病の源とはどういうことなのか、またそれをどう治療すればいいのか。そもそも、川嶋氏と原氏の「冷え」は同じものをみているのか、それとも違うものなのかなど、「冷え」とその周辺について興味深いやり取りがなされました。 |