筋膜への徒手療法 機能障害の評価と治療のすべて

筋膜への徒手療法

世界屈指の専門家たちによる筋膜アプローチ集

本書は、マッサージやマッスルエナジーテクニック、トリガーポイントリリースなど、筋膜に対する徒手療法を解説した、筋膜治療の決定版です(原題:FASCIAL DYSFUNCTION-Manual Therapy Approaches)。筋膜研究の第一人者であるウェストミンスター大学名誉フェローのレオン・チャイトウ氏が編者を務めています。
構成は大きく、セクション1とセクション2に分かれており、セクション1では筋膜が有する多くの役割、機能障害の評価、触診法、治療の機序などついて概説します。セクション2では、筋膜へのアプローチ集として、全15の治療法が登場。国際的に認知されている研究者・臨床家たちが、臨床に役立つさまざまなテクニックについて、その適応範囲や効果のエビデンス、応用法までを解説していきます。
現時点における筋膜のエビデンス、そして主要な治療法を丸ごと知ることができる1冊です。

ISBN:978-4-7529-3125-6
編集Leon Chaitow
齋藤昭彦
仕様B5 判 304頁 
発行年月2018/8/10
3125-6
定価 本体4,500円+税
ご購入はこちら(Ido Net Shoppingへ)

目次

SECTION 1 筋膜の基礎
CHAPTER 1  筋膜の機能:臨床的関連性の科学的説明
CHAPTER 2  筋膜の機能障害と疾患:原因、影響、適応する徒手療法
CHAPTER 3  姿勢評価
CHAPTER 4  付加的な全身および局所の評価
CHAPTER 5  回復を妨げる要因の除去:治療機序と筋膜

SECTION 2  筋膜へのアプローチ集
CHAPTER 6  ボウエン・テクニック
CHAPTER 7  結合組織マニピュレーションとスキンローリング
CHAPTER 8  スポーツ・運動療法における筋膜トレーニング
CHAPTER 9  腰痛に対する筋膜マニピュレーション
CHAPTER 10 筋膜の解きほぐし
CHAPTER 11 靱帯張力バランステクニック
CHAPTER 12 器具を用いた軟部組織モビライゼーション
CHAPTER 13 マッスルエナジーテクニック
CHAPTER 14 筋膜誘導療法
CHAPTER 15 神経筋テクニックおよび関連する軟部組織マニピュレーション
CHAPTER 16 ポジショナルリリーステクニック(カウンターストレインを含む)
CHAPTER 17 ロルフィング構造的身体統合法
CHAPTER 18 瘢痕および癒着のマネジメント
CHAPTER 19 マッサージ療法と筋膜
CHAPTER 20 鍼治療を含むトリガーポイントリリース法

 


 

●訳者のことば

 

今、徒手療法の長い歴史の中で、筋膜が最も注目を集めている。これまでの関節系、筋系、神経系に対するアプローチに加え、筋膜に対するアプローチがクローズアップされている。かつて、影の存在であった筋膜組織が主役になろうとしている。本書はまさに、そのような時代に生まれた待望の書である。

患者や学生に「触っただけで悪いところがわかるんですか?」と聞かれることが多い。初学者や経験のない人にとって、体表面にある変化を触知し、徒手的に治療していくのを不思議に思うのは無理もない。

残念ながら、筋膜に限らず、徒手療法のエビデンス(科学的根拠)は少ない。しかし、「エビデンスが少ない」ということは、「効果がない」ということを意味しているわけではない。臨床的に効果がある方略は多く存在するが、現実的に、徒手療法の効果を科学的に証明するのはかなり難しい。

筋膜を対象とした多くの治療法がある。本書から、筋膜の機能、機能障害、評価法、触診法に加え、現存する筋膜に対する治療法の有用性、その作用機序についてのエビデンスを知ることができる。本書を一読することによって、現時点での筋膜に関するエビデンスや筋膜に対する主要な治療法に関して、時空を超えて手っ取り早く知ることができる。

目の前の患者に対する「最適な治療法」は誰にもわからない。どの方法が最も効果的かについては誰にもわからない。しかし、「より良い治療」を追究していくうちに、少しずつ「最適な治療法」に近づけるはずである。

初めて登る山の、最も良い道など誰にもわからない。できれば、道に迷うことなく、最短で、最も安全な道を通りたい。手立てがないわけではない。先人たちが同じような山を登っているからだ。本書を参考にして、自分の目の前の山を登ればよい。

すべての人が「名治療者」にはなれるわけではない。しかし、心がけ次第で「良治療者」になれる。「良治療者」に求められるのは、現在の自分の技能(技術・知識)に満足せずに、新たな自分を追い求めようとする気持ちである。自分の技能に満足した時点で成長は止まってしまう。筋膜に対するより良い治療法を模索し、患者に対して、最適なサービスを提供するなかで、本書は大いに役に立つはずである。

 

齋藤昭彦

 

ページサンプル

 

 

3125_6_sample_1s.jpg

3125_6_sample_2s.jpg

3125_6_sample_3s.jpg

 

テキスト採用をご検討の学校様へ

正誤表

取扱書店一覧

iPhoneアプリ 東洋医学診断チャート

ディスプレイルーム

〒108-0075
東京都港区港南2-4-3 三和港南ビル5F
TEL 03-5461-3050
営業時間 AM10:00~PM6:00

ボディナビゲーションシリーズ