新版 東洋医学概論

新版 東洋医学概論

前版『東洋医学概論』が1993年に初版刊行されて以来、22年ぶりの改訂です。
新版を制作するにあたり、公益社団法人東洋療法学校協会は2009年に教科書検討小委員会を設置。初学者にとっての学びやすさを第一とし、臨床につなげられる内容を目指して新原稿の内容を5年間にわたり討議しました。校正段階では有識者や同協会に加盟するすべての学校に意見を求めるなど、各方面に配慮し制作しています。
本書は第1章「東洋医学の特徴」に東洋医学の歴史と背景、近年の鍼灸界の動向を記載し、初学者が全体の様相を把握できるように工夫しています。初学者は第1章での俯瞰的な理解を持って第2章「生理と病理」で各臓腑の生理と病理、精・気・血・津液との相互関係を学び、第3章「東洋医学の思想」では陰陽五行説を中心に東洋医学と自然・人間のかかわりを学習します。さらに第4章「四診」では望聞問切の具体的な診察内容と臨床意義の理解を深め、第5章「弁証論治」で東洋医学の診断・治療手段の一つとしての弁証論治と他の治療法に関する知識を高めます。古典文は原文と書き下し文を併記しました(前版は書き下し文のみ)。初学者が身につけるべき東洋医学の基本的な内容を凝縮した一冊です。

ISBN:978-4-7529-5173-5
公益社団法人東洋療法学校協会
著者教科書検討小委員会
仕様B5判 2色刷 352頁
発行年月2015/4/20
5173-5
定価 本体5,200円+税
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目次

第1章 東洋医学の特徴
第1 節 東洋医学の沿革
Ⅰ.東洋医学の歴史
第2 節 人体の見方
Ⅰ.人と自然の統一性 Ⅱ.有機的な統一体としての人体 Ⅲ.虚実と標本 
Ⅳ.個に対する医療
第3 節 東洋医学的治療
Ⅰ.治療論 Ⅱ.治療法
第4 節 日本の東洋医学の現状
Ⅰ.日本の資格制度の特殊性 Ⅱ.東洋医学的な視点の重要性 
Ⅲ.現代日本における東洋医学の多様性

第2章 生理と病理
第1 節 生理物質と神
Ⅰ.生理物質(精・気・血・津液) Ⅱ.神 Ⅲ.人体における陰陽
第2 節 蔵象
Ⅰ.蔵象学説 Ⅱ.五臓とその機能に関連した領域 Ⅲ.五臓の相互関係 
Ⅳ.六腑の協調関係 Ⅴ.全身の気機
第3 節 経絡
Ⅰ.経絡の概念 Ⅱ.経絡の機能 Ⅲ.経絡の構成 Ⅳ.経絡の病理
第4 節 病因病機
Ⅰ.病因 Ⅱ.病機

第3章 東洋医学の思想
第1 節 陰陽学説 
Ⅰ.陰陽学説の基本内容 Ⅱ.東洋医学における陰陽学説の運用
第2 節 五行学説
Ⅰ.五行学説の基本内容 Ⅱ.東洋医学における五行学説の運用

第4章 四診
第1 節 望診
Ⅰ.神 Ⅱ.色 Ⅲ.形 Ⅳ.態 Ⅴ.舌診
第2 節 聞診
Ⅰ.声診 Ⅱ.五音 Ⅲ.五声 Ⅳ.呼吸 Ⅴ.発語 Ⅵ.異常音 Ⅶ.気味
第3 節 問診
Ⅰ.問診の進め方 Ⅱ.主訴 Ⅲ.基本的問診事項 Ⅳ.その他の問診事項
第4 節 切診
Ⅰ.反応 Ⅱ.腹診 Ⅲ.切経 Ⅳ.経穴診 Ⅴ.脈診 
第5 節 四診合参

第5章 弁証論治
第1 節 弁証
Ⅰ.弁証方法 Ⅱ.標本と主客
第2 節 論治
Ⅰ.治則 Ⅱ.治法 Ⅲ.治療法の概要
第3 節 弁証論治の進め方と証の決定
Ⅰ.弁証の進め方

主要古典の概要
古典・医書リスト

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