【DVD】ジョン・ハリスのトリガーポイント・マッサージ  筋・腱の痛みや障害のための手技療法

【DVD】ジョン・ハリスのトリガーポイント・マッサージ 

このDVDでは頭頚部、肩部、腰部などの痛みや障害の主な原因となっている約30の筋や腱の治療法をまとめている。それらの痛みや障害がどのようにして引き起こされるのかを考え、トリガーポイント(TP)とその関連痛パターンの映像によりTPの位置があらかじめ示されているので、初学者でもすぐ臨床で試せる。またTP治療とあわせて使うと効果的な「ディープ・トランスバース・フリクション・マッサージ」は、手技療法家なら誰でもすぐ取り入れることができる、非常にシンプルかつ効果的なテクニックである。治療はすべて、施術時の患者の負担はもちろん、治療家自身の身体にも負担をかけない姿勢や圧のかけ方などまで考慮されている。随所で、すぐ患者に指導できる簡単かつ治療に役立つセルフケア法も紹介! 臨床で即使える手技を探している人に、おすすめの1枚。

ISBN:978-4-7529-0144-0
出演JOHN HARRIS
監訳早川和浩(NATA公認アスレティックトレーナー/鍼灸マッサージ師)
巻数1
時間約162分
発売年月2013/04/01
IVD0144-0
価格 本体 12,000円+税
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内容

●イントロダクション
●頚部の治療(頭痛、顔面痛、歯痛、胸痛、頚肩部の痛み)
僧帽筋、後頭下筋群、胸鎖乳突筋、咬筋、斜角筋ほか
●肩部の治療(動作時痛、肩関節周囲炎ほか、様々な肩の痛み)
棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋、大円筋ほか
●一般的な腰痛
腰方形筋、中殿筋、小殿筋ほか
●縦方向の腰痛
大腰筋、腸骨筋など
●水平方向(帯状)に広がる背部痛・腰痛、痙攣
腹直筋
●梨状筋症候群

 

 

<サンプル動画>

出演者インタビュー

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4月1日に刊行されたDVD『ジョン・ハリスのトリガーポイント・マッサージ』は、臨床家ならだれでもすぐ取り入れることができる、シンプルかつ効果的なテクニックをまとめています。オリンピック選手をはじめ幅広い層の患者を30年以上治療してきたジョン・ハリス氏に、お話を伺いました。

――これまでのご経歴を、くわしく教えていただけますか。

ハリス 本当は、弁護士になろうと思って勉強をしていたのですが、たまたまその当時マッサージを受ける機会があり、マッサージとは本当にすばらしいものだな、と感動しましてね。以来、それまでの法律に対する情熱よりはるかに熱い気持ちを、マッサージに対して抱くようになったのです。結局、弁護士になることは辞め、マッサージセラピストになろうと決意しました。

――それは、大変な方向転換でしたね。

ハリス ええ。当時アメリカにはマッサージセラピストの資格がなかったので、他のセラピストに教えてもらったり、様々なセミナーなどに行って勉強しました。私は筋や腱の障害で悩んでいる人たちのために何かできればと思っていたので、筋線維に対するマッサージとトリガーポイント(TP)に関する医学的な研究について学び始めました。


そして何年も勉強して経験を積み、カリフォルニアのエンシニータスにマッサージの学校を開きました。アメリカのマッサージセラピー協会の教育長であった、Marquetta Hungerford 氏との共同経営です。私達はその学校で10年間教えました。当時、エンシニータスではトライアスロンをする人が多かったのですが、それがアスリートにした最初のマッサージでしたね。ロサンゼルスオリンピックでは、私と学校の生徒たちで、アスリートのケアを担当したりしましたよ。

 

エンシニータスの学校で教えていない時は、アメリカ中を旅して、スポーツマッサージのセミナーで教えました。学校は最終的に閉校しましたが、何年もの間、全米で講師の仕事を続けました。時には、オーストラリアやアジアにも教えに行ったりしましたね。今はこうしてサンタバーバラに落ち着き、ここ20年ぐらいは地元でマッサージによる治療をしています。

――DVDでは、ジャネット・トラベルやデビッド・サイモンズ、ジョン・シリアックスなどの名前がよく出てきました。彼らからどのようなことを学びましたか?


ハリス 治療的なマッサージは本来、筋肉、腱、靭帯が正常に機能するよう、関節の正しい動きに働きかけます。私はマッサージのテクニックにシリアックス氏の研究を適用させて、腱、靭帯、そして筋肉に、自分のマッサージを施しました。


トラベル氏の研究のテーマは「トリガーポイントの働き」ですが、トリガーポイントは炎症した組織のある部位に存在し、どこか他の部位に痛みをもたらします。私はマッサージをしている際に同時にトリガーポイントを探し当てて、「トリガーポイント圧迫」を適用し、一連の治療メニューに組み入れています。

 

 

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――DVD中で、治療の際の基本的な注意点が出てきましたが、トリガーポイント圧迫をする際に、特に気をつけていることや施術のコツなどを教えてください。

 

ハリス 「トリガーポイント圧迫」とは、一部位をゆっくりと安定して圧迫することを意味します。この治療は、ひじ、母指、足でもできます。ゆっくりと圧迫し、約20秒間、均一な圧力を維持し、ゆっくり解き放つことが重要です。


もしトリガーポイントを正しく押していたなら、痛いはずです。それが重要なのですが、押しすぎてもいけません。少し痛む程度ならいいですが、もしひどく痛むなら、セラピストは押しすぎなのです。圧を弱めるべきでしょう。「トリガーポイント圧迫」は、対象の部位を少し刺激することで効果があります。つまり、身体の治癒のメカニズムを刺激するということです。「トリガーポイント圧迫」は、最も安全な手技の1つです。

 

ただ、絶対に血栓、つまり血の固まりを押してはいけません。血栓は主に高齢者の下肢に生じ、硬く、赤く、腫れていて、とても大きな痛みを伴います。

――ディープ・トランスバース・フリクション・マッサージを行う時、何か気をつけることやコツはありますか?

ハリス ディープ・トランスバース・フリクション・マッサージは主に腱や靭帯に使いますが、組織に微小な外傷を作ることで治癒過程を刺激するテクニックです。つまり、その小さなキズは、身体にキズがあるということを思い出させ、それがコラーゲン線維の生成を助け、腱の治癒を促すのです。あまり心地いい感触ではないかもしれませんが、これが負傷した腱をマッサージによって治す1つの方法です。


ディープ・トランスバース・フリクション・マッサージを行う時には、ゆっくりと、負傷した部位全体を覆うように施して下さい。施術を何回かする場合は、毎日ではなく間を1日空けて行うようにして下さい。

 

 

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――クラックストレッチ(CRAC stretch)をする際に特に気をつけていること、また患者さんに指導する際のポイントなどを教えてください。

 

ハリス CRACという綴りは、Contract(収縮)、Relax(弛緩)、Antagonist(拮抗)、Contract(収縮)の頭文字です。これは、筋肉の収縮(抵抗)を含むストレッチ方法です。CRACストレッチは、筋肉を素早く簡単な方法で弛緩したり、伸長できるすばらしい方法です。残念ながらヨガのストレッチのように楽しくはありませんが、より効果的な方法です。


CRACストレッチをやってみると、筋肉が本当に素早く簡単に伸長できていることに気が付くでしょう。関節にあまり負担がかからないので、障害のある方には非常にいいと思います。1つ注意してほしいのは、アスリートとCRACストレッチをする際、競技の前に急に行わないでください。最近の研究では、どの種類のストレッチでも、行った後に筋肉が一時的に弱くなることが証明されています。

――今後勉強したい、または今注目しているマニュアルセラピーがあれば、教えてください。

ハリス 現在、引退に近いのんびりした生活をしています。今はカリフォルニア、サンタバーバラで治療的なマッサージをパートタイムで教えていて、以前より少ないですが治療もやっています。治療の際は、通常のマッサージのほか、足を使うマッサージもかなりやっています。


何年も前に、日本人のインストラクターに伝統的な指圧を教わったことがあります。その時、治療的なマッサージで「トリガーポイント圧迫」を行う際、床で足を使って圧迫する方法がとても素晴らしいものだと学びました。今はこの方法がとても気に入っています。

 

 

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――日本の治療家にメッセージをお願いできますか。


ハリス マッサージは、施術する側にもされる側にも喜びをもたらし、本当に気持ちのよいものです。もしマッサージが痛みを伴う障害に対して心地よいものでないのなら、時期尚早なのかもしれません。ある程度期間を空けてから、再度やってみてください。それが解決策になることがあります。


日本のみなさんが私のDVDを参考にしてくださること、そしてみなさんが痛みや障害に悩む人のために努めてくださるよう願っています。

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