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代替医療体験レポート Come on,CAM!
第3回 酸素カプセル [2012.02.13]

さまざまな代替医療の治療法を実際に体験して紹介する本コーナー。第3回は、(有)スポーツケア鍼灸スポーツマッサージ治療院(東京都千代田区)にお邪魔して、有名アスリートにもファンが多いと言われる酸素カプセルを体験してきました。

■酸素カプセルとは

 

通常の呼吸で体内に取り入れられる酸素は、血中のヘモグロビンと結合して全身に運ばれる結合型酸素と呼ばれるタイプ。しかし、このタイプの酸素はサイズが大きく、身体の末梢にある毛細血管にまではなかなか行き渡らない。

 

酸素カプセルで得られる酸素は、溶解型酸素と呼ばれる分子が非常に細かいタイプのもの。ヘモグロビンよりも小さいので、身体のすみずみにまで酸素を送り込むことができるという。また、カプセル内の気圧を1.3気圧と通常よりも少し高めにすることで、酸素吸入よりも効率よく溶解型酸素を取り入れることができる。

 

 

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(有)スポーツケア鍼灸スポーツマッサージ治療院院長・田中博明氏によると、酸素カプセルを併用すると、肉離れや捻挫による腫れなどの症状が改善するスピードが通常よりも速く効果的であるとのこと。

 

「鍼灸やマッサージの後、ベッドで休んでもらう代わりに酸素カプセルに入ってもらうことで治療効果を高められるのでは」

 

なお、同院で使用している酸素カプセルはハードタイプで、高濃度の酸素を供給できる使用になっている。フェニックス会製で1台の価格は315万~390万円。

 

 

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院長の田中博明氏

 

 

■施術の流れ


(1)まずは患者にマッサージ施術をする。疲労やこりなどがひどいと判断したり、患者自らが希望する場合、酸素カプセルに入ってもらう。時間は40分、60分、90分の3つから選ぶことができる。なお、90分以上入っていると体内の酸素量が飽和状態になり、あまり効果がないという。編集記者は今回が初めての酸素カプセル体験なので、40分を選択。
 
(2)酸素カプセルに入る前に、問診を受ける。カプセル内は気圧が上がるので「耳抜き」ができない人をはじめとして、糖尿病で日常的にインスリンを投与している人、心臓ペースメーカーを使用している人、妊婦、風邪などのために鼻や耳などの調子が悪い人は避ける。

 

 

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(3)患者が酸素カプセルに入ったら、パネルを操作して時間や気圧などを調節する。カプセルが稼働後7分間かけて、およそ1.2気圧まで徐々に上がっていく。それと同時に酸素の送り込みも開始。初めての酸素カプセルでドキドキしたが、内部は寝返りを十分にできる広さがあり、意外と圧迫感はない。

 

 

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(4) ちなみカプセル内にはエアコンや読書灯が備え付けられており、快適に過ごすことができる。実際に本や携帯電話を持ち込む患者も多いが、皆たいていカプセル内で熟睡してしまうとか。酸素カプセルが停止する7分前から、開始時と同様に徐々に気圧が下がり始め、機械が完全に停止したらハッチを開けて終了。

 

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■編集記者の感想

 

取材であるにもかかわらず、5分ほどウトウトしてしまいました(笑) その日の業務終了後、いつもより疲れていないことに気づきました。田中氏のお話では、疲労がたまっていればいるほど効果が顕著にわかるということなので、次はくたくたになっているときに利用したいと思います。

 

 
■患者層

 
スポーツケア鍼灸スポーツマッサージ治療院では、治療院の特性上、スポーツ選手の利用が多いが、なかには寝不足の受験生や大学生(近くに明治大学や日本大学のキャンパスがある)、二日酔いにも効果があるとしてサラリーマンの利用も多いという。

 

【取材協力】
●(有)スポーツケア鍼灸スポーツマッサージ治療院
東京都千代田区神田駿河台2-10 駿台興業ビル5F

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