(16)咬筋テクニック(口腔内)

編集部注:日本では、口腔内の施術を行えるのは、医師もしくは歯科医師に限られている

適応
  • 顎関節痛、関節音、ミスアラインメント
  • 歯ぎしり、頭痛、むち打ち症など
目的
  • 咬筋の筋膜制限や緊張をリリースする。
ルカウ
咬筋を施術するのに……模型を使いましょう。従うのは上歯に沿っていき、頬、咬筋、そして口を閉じてもらいます。では、口を開いてください。口を閉じてください。上歯に沿って、咬筋と後方の臼歯にたどり着くまで進みます。ところで、これはみなさん自身にやってほしいテクニックです。体験しないとわからないものです。よろしければ手を洗い、手袋をはめて、必要とするものを感じてください。これが最高の方法です。さて、私は内側と外側から咬筋を施術しています。口を開けて、歯に沿って奥まで進み、口を閉じると、指は歯と咬筋の間にあります。内側の指と外側の指です。大丈夫ですか。弱める必要があれば言ってください。
参加者
咬筋の付着部につけてはいないんですね。
ルカウ
つけていません。まず、口を開けてもらいます。快適な範囲で上歯に沿って進み、口を閉じてもらいます。指は歯と咬筋の間にあります。強く噛むと……指はもちろん当たらないようにします。咬筋は歯で指をつぶそうとします。これにより、咬筋の内側から施術できるようになります。何回かしっかり噛んで、リリースできます。手の外側を使って、咬筋に触れています。つまり、咬筋は手の内側と外側の間にあります。患者は噛んでリリースしています。咬筋の硬い線維の部分を探しています。これは自分自身でできます。そして、顎の問題を抱える患者にも用いることができます。咬筋は大きな領域を持っています。きれいなペーパータオルをくれませんか。指は歯茎に向かうというより、むしろ歯に向かっています。手の形で歯に沿うほうが簡単です。逆の手で釣られたようにはなりません。このように、顎の形にあわせたほうが侵襲性は少ないです。口の中で手を回旋させて異なる面を触れ、外と内の手の間にある咬筋を確かめます。

(最後のインタビュー部分の訳は割愛)