2007年08月号
巻頭座談会 「内科系鍼灸」の可能性と展望
¥546(税込)
完売しました
巻頭座談会
![]() |
鍼灸治療の未来はその【原点】にあり 「内科系鍼灸」というと、ピンとこない鍼灸師もいるのではなかろうか。一般的に鍼灸は運動器系疾患、整形外科領域を得意分野として認知され広まってきたが、古来、臓腑経絡論から発展してきたその背景には「体全体をみる」思想があり、本来なら内科系疾患でももっと認知されてしかるべきであろう。今やっと高血圧や肥満をはじめ、生活習慣病である糖尿病や膠原病等の治療、また予防医学としての力が注目されつつあるが、鍼灸治療が内科系疾患の医療として確立し、認知されるにはどうしたらいいのか。第一線で活躍する治療家たちが内科系疾患における可能性、臨床での試みなどを語り合った。 |
特集
末梢循環障害と鍼灸治療
1) 末梢循環障害の診察・診断・治療 |
2) 血管病変に対する鍼灸治療の効果と現状 |
|||
![]() |
木村秀生 (東京大学大学院 |
![]() |
坂井友実 (筑波技術大学保健科学部 保健学科鍼灸学専攻) |
3) レイノー現象(症状)に対する鍼治療 |
4) 振動障害の末梢循環障害に対する鍼治療 |
|||
![]() |
小俣浩 (埼玉医科大学東洋医学科) |
![]() |
坂口俊二 (関西医療大学保健医療学部 |
5) 閉塞性動脈硬化症対する鍼治療 |
6) 鍼による血管新生の可能性を探る |
|||
![]() |
安野富美子 (医療法人社団 こころとからだの元気プラザ Be-Well!所長代理) |
![]() |
小田剛 (国立神戸視力障害センター |
目次
■口 絵
第58回日本東洋医学会学術総会/滅菌済み単回使用鍼の国際規格作成のためのフォーラムin韓国/国際Healthy Agingシンポジウム/東大医学生が説く「鍼灸ってなんだろう?」/ヨシダケンの鍼灸あれこれ探訪記(8)
■巻頭座談会
「内科系鍼灸」の可能性と展望
三村俊英 矢野忠 粕谷大智 小俣浩 【司会】山口智
Summer Essay 風鈴随想2007
■特 集
末梢循環障害と鍼灸治療
木村秀生 坂井友実 小俣浩 坂口俊二 安野富美子 小田剛
FACT誌収載【鍼灸関係論文】78/
戸田一雄・鶴岡優子・鶴岡浩樹・小野直哉・中村行雄・川喜田健司
臨床に役立つ治療のヒント1/佐々木和郎
カンファレンスルームBからの症例報告56/江川雅人・矢野忠
症例から学ぶ悪性疾患の鑑別法34/小川卓良
弁証論治による鍼灸治療の実際54/新村勝資
少数穴による治験例集(北辰会方式)23/後藤りゅう
症例報告 脳脊髄液減少症の疑いを見つけた医療面接/内山洋司
治療に生かせる世界の癒しハンドテクニック1/浅井隆彦
鍼灸散歩道2/河村廣定
ネット掲示板 岡山大会はどうだった?
第56回(社)全日本鍼灸学会学術大会印象記
滅菌済み単回使用鍼の国際規格作成のためのフォーラム参加報告/形井秀一・山下仁
国民に広く鍼灸医療を利用してもらうためには(総集編1)/矢野忠 ほか
鍼灸の新しい需要と可能性12/北川毅
世界メディアが伝える「鍼灸」最新動向7/VIZAVI Japan
ホスピスケアの現場から9/竹中浩司
続・待合室65 「麻疹の流行で大学が休講」/児玉浩憲
「第二次日本経穴委員会」便り34/河原保裕
ESSAY邂逅-そのとき鍼灸に魅せられて28/仲野弥和
セラピストのための社会心理学入門1/志茂田誠諦
短歌欄114/大河原惇行
ニュース・予告・新刊紹介・会報、会誌等
編集後記