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緊急報告 読売巨人軍・澤村投手への鍼施術報道の検証3(解説動画あり)

検証3 解剖学の視点から②
局所解剖学的見地から 刺鍼による長胸神経麻痺を考える 2

尾﨑朋文 辻丸泰永 涌田裕美子 大月隆史  森谷正之 北村清一郎 吉田篤

【1.はじめに 】

  9月10日に読売巨人軍の澤村拓一投手が、刺鍼により長胸神経麻痺を起こしたと報道された。概要は、澤村投手が今年2月に行われた沖縄キャンプで右肩に異変を感じ、同27日に球団トレーナーの鍼治療を受けた。しかしその後も長期間にわたり症状が改善しないため球団が調査した結果、複数の医師の診察を受け「鍼治療によって長胸神経麻痺となり、前鋸筋機能障害を引き起こした可能性が考えられる」(9月11日付『スポーツ報知』)との所見を得た、と球団から発表されたという。鍼灸師にとって青天の霹靂であるとともに、1987年の同球団の江川卓投手の引退に際しても似たような報道があったことが思い出された。
   報道を受けて、9月21日付で、全日本鍼灸学会をはじめ業界の9団体は連名で読売巨人軍に質問状を送付した。10月13日時点では回答はない。よって、施術した鍼灸師がどの太さの鍼をどの部位に、どのような手技を用いて刺鍼したかの詳細は全く不明であるので、本稿では、あくまでも一般論として可能性を論ずると思っていただきたい。本稿では、鍼灸臨床歴39年の私の、大阪大学歯学部口腔解剖学第二教室での、ご遺体を用いたマクロ解剖歴35年の経験に基づいた局所解剖学的見地から、「刺鍼による長胸神経麻痺の可能性が低いこと」を示す。 なお、本件について尾﨑は、『医道の日本』2017年10月号のニュース欄にも「刺鍼による長胸神経麻痺の可能性は解剖学的には低い」との私見を述べているので、それもご一読いただきたい。

【 2.局所解剖所見】

   本稿では、大阪大学歯学部系統解剖学実習用のご遺体の、右側頚部から側胸部にかけての局所解剖学所見を検討した。
  図1-A(弊誌11月号で御覧ください)は、ご遺体の右上肢をやや外転させた伸展位にした状態で、右側胸部皮膚を除去して、前鋸筋を剖出したものである。

 

つづきは、雑誌「医道の日本2017年11月号」でお読みください。

尾﨑朋文氏による解説動画をYouTubeに公開しています。動画は2ページ目と3ページ目にもあります。

検証3 解剖学の視点から②
局所解剖学的見地から 刺鍼による長胸神経麻痺を考える 2

尾﨑朋文氏による解説動画をYouTubeに公開しています。

検証3 解剖学の視点から②
局所解剖学的見地から 刺鍼による長胸神経麻痺を考える 2

尾﨑朋文氏による解説動画をYouTubeに公開しています。