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私と鍼灸 東尾 理子

――東尾さんが鍼灸の不妊治療を受けるようになったきっかけは何だったのでしょうか。

東尾    妊娠のために鍼灸治療を受けていたのは、第1子にトライしていた2011年頃です。きっかけは、妊活をがんばっている人たちのお茶会ですね。鍼灸が「よかった」という話がたくさん出たので、「じゃあ私も行ってみよう」と思ったんです。

鍼灸治療そのものは、ゴルフをやっていた頃からずっと続けています。現役時代はケガの治療や疲労回復のために、トレーナーから施術を受けていました。深いところの筋肉をほぐすのは、やっぱり鍼がいちばん。ズーンとひびくあの感じが昔から好きなんです。

――もともと鍼灸を受けていらしたんですね。実際に不妊治療を受けて、どうでしたか。

東尾    妊娠のための鍼灸はスポーツ鍼灸とはまた違って、心も身体もリラックスできる時間を過ごせました。当時は妊娠しやすい身体づくりによいといわれるものは、いろいろ試していました。漢方やよもぎ蒸しを取り入れてみたり、ヨガをホットヨガに変えてみたり。そのなかでも鍼灸は私の身体に合っていて、無理せずに長続きしたものの一つです。

私は生理の周期が少し短くて25、26日くらいなんですね。それが鍼灸治療を受けるようになったら、理想とされる28日周期に整う傾向になりました。あと冷え症ですね。学生時代から超がつくほどの冷え症で、それこそあらゆる対策をとってきました。鍼灸は血流の循環がよくなって、内側からあたたまりますよね。自宅でも、三陰交やお腹へのお灸を宿題みたいにやっていましたよ。

――治療期間はどれくらいでしたか。

東尾    体外受精をやろうと決めたタイミングで妊娠治療専門の鍼灸院に通い始めて、妊娠するまでの間、約1年弱です。「やらないといけない」と思うとストレスになるので、行けるときに行っていました。月に2回くらいのペースでしょうか。凍結胚を移植した当日にも行きましたよ。移植前と移植後で治療の内容が異なったのが印象に残っています。先生は東洋医学だけでなく、病院での治療の知識もすごく持っていらして、とても勉強されていることが伝わってきました。

あと細かいことなんですが、その鍼灸院は現金のお釣りを必ず新札で渡してくれたんです。そういう気配りも嬉しかったですね。

――今年、第3子の女の子もご出産されました。鍼灸は今回も?

東尾    長女と次女のときは、育児もやりつつだったので、鍼灸院に行く時間がほとんどなかったんです。自宅でのお灸も子どもに危険なので控えました。でも身体のメンテナンスとしての鍼灸は、トレーニングやマッサージなどと一緒に現在も続けています。生活の一部ですね。

お茶会やブログでは、鍼灸のことを含めて私の体験を話すようにしています。そのなかで提案していることの一つがTGP(Trying to Get Pregnant)という言葉です。私は「不妊治療」という表現があまり好きじゃないんです。どうしてもネガティブに聞こえるでしょう。TGPは「妊娠しようとがんばっています」という意味です。最近は不妊治療といわない病院もあるんですよ。

――TGPはポジティブな言葉ですね。貴重なお話をありがとうございました。ちなみにご家族も鍼灸を受けられるのですか?

東尾    父は現役だった頃、受けていたかもしれません。主人はどうだろう、聞いたことないな。確認しておきます!(笑)