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柔道整復のルーツと歴史

公開日:2021年7月9日
ほねクマ柔道整復って、もとは何がルーツなんですか?
博士柔道整復のルーツと歴史はとても古いんだ。奈良時代の大宝律令には、外傷を専門とする官職のことが記されている。さらに、なんと日本最古の医書である『医心方』第18巻にも、脱臼や骨折などについて記されているんだ。その流れをくむものがその後も続き、直接的には、武道の中で、攻撃技である「殺法」に対する治療法としての「活法」が、ベースになったとされているんだ。
ほねクマ武道がルーツなんですね。じゃあ、柔道整復という名前は、いつからつけられたんですか?
博士16世紀頃の中頃から、西洋医学と東洋医学(活法)が融合し、現在の柔道整復が体系化されてきたと言われているんだ。時期で言えば、江戸時代だね。
しかし明治時代、接骨業者は漢方の廃止や、「接骨営業取締方」が出されたことによって激減してしまう。これを受けて立ち上がった柔術家たちの接骨業公認運動の必死の努力により、ついに1920年、独立した法律ではないものの、内務省令により接骨術が「柔道整復術」という名称で公認されたんだ。
ほねクマ柔道整復術の歴史はとても長いんですね
博士柔道整復術が単独法として「柔道整復術」(法律19号)と制定されたのはさらに50年後の1970年だから、柔道整復術は長い歴史の中で、様々な人の努力を経て今の形に至ったものと言えるね。