業界ニュース

日本伝統鍼灸学会第37回学術大会開催 [2009.11.06]

会場を出て講義参加者同士で肌を触れさせ、「切診」とはどういうことかを教える宮川浩也氏

会場を出て講義参加者同士で肌を触れさせ、「切診」とはどういうことかを教える宮川浩也氏

10月17、18日の両日、大阪府・コスモスクエア国際交流センターにおいて、日本伝統鍼灸学会第37回学術大会が行われた。

 
今大会のテーマは「日本伝統鍼灸継承者育成への提言―教える鍼灸、学べる刺鍼テクニック」。プログラムも一般用と学生用の2つ用意され、現在、鍼灸界がかかえる鍼灸師の急増問題に真っ向から取り組んだ内容の大会となった。

 
具体的には、「切診」(宮川浩也氏)、「望診」(関信之氏)、「脈診」(加賀谷雅彦氏)の診察法の「学生・初学者のための教育セミナー」や、卒後3年時でどこまで技術を身につけていなければならないかといった後進育成のための具体的内容が検討された大会シンポジウム「日本伝統鍼灸臨床家に求められる素質(臨床能力)」(浦山久嗣氏、・木戸正雄氏、森洋平氏)、ベテラン鍼灸師の講師陣による実技供覧「教える鍼灸・学べる刺鍼テクニック」(首藤傳明氏、金古英毅氏、戸ヶ崎正男氏ほか4名)、などが行われた。

 

また特別講演「中国伝統文化と中国医学」(杉本雅子帝塚山学院大学リベラルアーツ学部教授)では、中国における中医の状況やそのつらい歴史が紹介された。他にも「医易学」(西岡由紀氏)や「内経気象学」(橋本浩一氏)など、伝統鍼灸学会ならではの興味深い講義も行われ、参加者は充実した2日間をおくった。

業界ニュース&トピックス