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第61回 日本東洋医学会学術総会 開催
21世紀における漢方医学・医療~基礎と臨床~ [2010.06.24]

「鍼灸モーニングセミナー」は朝8時からスタートだったが、多くの熱心な参加者が集まった。山岡傳一郎氏(写真中央)や赤尾清剛氏、柳澤紘氏らが指導

「鍼灸モーニングセミナー」は朝8時からスタートだったが、多くの熱心な参加者が集まった。山岡傳一郎氏(写真中央)や赤尾清剛氏、柳澤紘氏らが指導

6月4日~6日の3日間にわたり、愛知県・名古屋国際会議場において、第61回日本東洋医学会学術総会が2791人の参加者を集め、行われた。

 

現在、日本では80校の医科大学や大学医学部で漢方医学の教育が実施されているが、その一方で教員不足や昨年の行政刷新会議の「事業仕分け」で漢方薬の保険適用除外案が出るなど、本会を取り巻く環境は決して優しいとは言えず、会の果たすべき役割は大きい。


こういった社会情勢を踏まえて開催された今回の学術総会のメインテーマは「21世紀における漢方医学・医療:基礎と臨床」。特別講演には高久史麿氏(自治医科大学学長)や北島政樹氏(国際医療福祉大学学長)を迎え、日常臨床に役立つ講演・講義が多数行われた。


鍼灸関係の企画としては、一般演題のほかに「医師のための鍼灸セミナー」や「鍼灸モーニングセミナー」、「シンポジウム―鍼灸の自律神経に対する効果」、そして今年はランチョンセミナーとして「鍼灸のいろは」が行われた。


とくに「医師のための鍼灸セミナー」では、石野尚吾氏(昭和大学医学部第一生理学)、柳澤紘氏(北里大学東洋医学総合研究所)、赤尾清剛氏(細野寝小屋診療所)、山岡傳一郎氏(愛媛県立中央病院東洋医学研究所)、向野義人氏(福岡大学病院東洋医学診療部)が「鍼灸」を少しでも理解してもらおうと懸命に講義。250名入る会場に立ち見が出るほどだった。

 

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