業界ニュース

あはき・柔整の広告制限が一部改正
届出済施術所であることを掲示可能に [2016.07.19]

6月29日、あはき・柔整の業務および施術所に関して広告し得る事項を規定する省令の一部改正が施行された。これにより、あはき・柔整の施術所が法にのっとって都道府県知事への届け出をしていることを広告できるようになった。

 

今回の改正の背景として、2012年8月2日の国民生活センターによる報道発表などで、無資格者の施術による健康被害が報告されてきた。その要因の一つとして、施術を受ける人が有資格者と無資格者、届け出済み施術所と無届け施設を見分けにくいことが指摘されている。

そこで、無資格者対策の一環として2015年、東洋療法研修試験財団が、あはきの有資格者に対してクレジットカード大の「厚生労働大臣免許保有証」の発行を開始した(要申請、有料)。それに続いて今回、届け出済み施術所であることを施術所外に広告・掲示できることが省令に明記された。

 

施術者が有資格者であることを広告・掲示することについては従来から可能と解釈されている。一方、施術所が届け出済みであることの表示についてはこれまで明確な規定がなく、一部の都道府県が自主的に「施術所届出済証明書」などを発行している状況であった。

 

厚労省は今回の改正を通知する文書のなかで、各都道府県の衛生担当部局に「施術所届出済証明書」などの発行を積極的に進めるよう求めている。

 

なお、広告・掲示に関して、有資格者には細かな規定がある一方で、無資格による広告を制限する法律などはないのが現状である。

 

これまでにも、無資格者・無届け施設が「マッサージ」などと広告・掲示している例や、実際には認められない効果・効能をうたった広告が無資格者によって行われている例が各方面から報告され、対策が求められてきた。

 

厚労省は今後、各都道府県の衛生担当部局および保健所、消費生活センターなどと連携して無資格者による広告への対策に取り組むとしている。

業界ニュース&トピックス