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インタビュー

WHO/WPRO標準経穴部位、標準化を今、振り返って

WHO/WPRO伝統医学諮問官として、4年間にわたり経穴部位の標準化作業を推進してきたChoi Seung-hoon氏。『WHO STANDARD ACUPUNCTURE POINT LOCAT IONS IN THE WESTERN PACIFIC REGION』が2008年5月に発行され、その翻訳本である『WHO/WPRO標準経穴部位―日本語公式版―』の発行も間近に控えている今、何を思うのか。「鍼灸の発展を考える日中韓会議」の際に話を聞きました。

――「鍼灸の発展を考える日中韓会議」には、経穴部位標準化作業に携わったメンバーの多くが参加して、鍼灸が抱える様々な課題について話し合いました。会議の印象を教えてください。

 

Choi 今回は『WHO STANDARD ACUPUNCTURE POINT LOCAT IONS IN THE WESTERN PACIFIC REGION』が出版されてから初めて開かれた、経穴に関する専門家会議です。この本の出版は、鍼灸の発展のために歴史的にとても重要です。これを記念すると同時に、今後は継続的に修正、補正のために議論をしていかなければなりません。会議は、全体的によく準備できて進行されたものだったと思います。

 

 

――今後の課題は何でしょうか

 

Choi 標準化された経穴部位をまず全世界に普及させることが必要でしょう。その上で、鍼灸分野の教育・研究・臨床部門に積極的に活用されなければなりません。繰り返しになりますが、そのためには国際的な鍼灸の学会などで、標準経穴部位の検討を継続していかなければいけないと思います。

 

 

――Choi先生がWHO/WPRO伝統医学諮問官の任期を終えたことで、WHOが推進する、東洋医学分野でのその他の標準化作業(下部参照)にも遅れが出るのではないかと心配する声もあります。

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Choi 多少これから進展が難しくなったり、スピードが遅くなったりすることがあっても、大事なのは継続的にこのような努力を行うことです。そうしているうちにもっと良い機会がきっと来るだろうと思っています。

 

――Choi先生ご自身は現在、何をされているのでしょうか。

 

Choi 現在は、慶熙大学の韓医学部長として、韓国伝統医学の教育に携わり、学生を指導しています。個人的には、伝統医学分野における疾患分類に関心がありますね。

 

 

WHO/WPRO(世界保健機関西太平洋地域事務局)が

推進する東洋医学分野での標準化

 

1.経穴部位標準化
2.用語標準化
3.医療情報標準化
4.鍼灸研究法ガイドライン作成

 

 

 

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