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(社)福島県鍼灸師会が避難所の「ビッグパレットふくしま」でボランティア治療と介護予防運動指導を実施 [2011.04.01]

3月11日の東北地方太平洋沖地震で被災した福島第一原子力発電所の事故の影響を受け、近隣住民には政府から避難指示が出されている。福島県川内村、富岡町の住民約2400人は同県郡山市の「ビッグパレットふくしま」に避難(2011年3月27日現在)。郡山市で治療院を営む中沢良平氏(福島県鍼灸師会副会長)や今泉洋平氏(同会青年部)らは3月16日より同施設でボランティアに参加し、現在、社団法人福島県鍼灸師会として鍼灸マッサージ治療と介護予防運動指導を継続的に行っている。

 

避難所の「ビッグパレットふくしま」は鉄筋4階建のイベント施設。通常は多目的展示ホールとして使用される1階に「救護所」が設置され、治療が必要な避難者、福祉施設からの避難者などが生活を送っている。

 

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ビッグパレットふくしまの外観

 

 

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救護所がある1階で生活を送る避難者

 

 

福島県鍼灸師会はその一角にボランティアテントを設置し、他のボランティアと場所を共有しながら鍼灸マッサージ治療を行っている。

 

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福島県鍼灸師会のボランティアテント

 

 

避難所生活では、食事や水分を十分にとらずに狭い場所に長時間座り続けることで血行不良が起こりやすくなる。エコノミークラス症候群を発症したり、高齢者は筋力が衰え寝たきりになる危険性がある。それらを防ぐために、介護予防運動指導員の資格を持つ中沢良平氏、今泉洋平氏らは「軽い運動をしましょう。ストレッチをしましょう」と呼びかけながら各階をまわり、1カ所につき約20分間、介護予防運動を指導している。

 

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避難者に介護予防運動指導をする
福島県鍼灸師会青年部の今泉洋平氏

 

 

ガソリン不足で交通手段が確保できない会員もいるが、3月27日の日曜日は7人が参加。合計58人に鍼治療を実施した。介護予防運動指導は午前4回、午後4回行い、終わったあとは避難者から大きな拍手を受け、「また来てね」と声をかけられていた。
なお、この日は、関東から介護予防運動指導員の鍼灸師4人が応援に駆けつけた。

 

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個人的に応援にかけつけた髙田常雄氏(東京都)
避難者に運動のやり方をアドバイスする

 

 

『医道の日本』誌では、この日の活動に同行した編集部員が5月号に詳細を紹介する。

 

 

 

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