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あはき師の施術録(カルテ)業務を電子化
「NEC 東洋療法支援ソリューション施術ノート管理サービス」のご紹介

ICT(Information and Communication Technologyの略。情報通信技術)による社会ソリューション事業を展開するNECグループ企業、NECソリューションイノベータ株式会社は2020年1月、鍼灸マッサージ師のための「NEC東洋療法支援ソリューション施術ノート管理サービス(以下、 施術ノート管理サービス)」をリリースした。 徹底的に鍼灸マッサージ師向けにつくられたこの新サービスについて、同社サポートサービス事業部(リリース当時)で、開発チームの宮井誠氏と、鍼灸マッサージ師でもある大鐘善恵氏に話を聞いた。

鍼灸マッサージ師の「かゆいところに手が届く」システムを目指して

これまでも電子カルテなどのソフトウェアは市販されてきたが、今回同社が開発したサービスはクラウド・コンピューティングを活用したシステムであるのが大きな特徴だ。

「クラウド・コンピューティング」とは、ネットワークに接続されたサーバ・コンピュータに存在するソフトウェアやデータを、スマホやタブレットなどの手元のデバイスに呼び出して使用する仕組み。クラウドサービスとすることで、ユーザ登録してログインID・パスワードを入力するだけで、いつでも、どこでも、患者情報の登録、施術録の作成閲覧ができる。そのため、往療先やスポーツ大会など施術所外での活動でも役に立つ。


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メイン画像と予診
「施術ノート管理システム」メイン画面。5万件の施術録を登録でき、SOAPにも対応。
予診は五行の色体表を含めた項目を入力できる



同社にとって鍼灸マッサージ師向けのサービスをリリースするのは、初めての試みとのこと。今回はどういった背景で、「施術ノート管理サービス」を開発したのだろうか。宮井氏は次のように語る。

「当社では今後さまざまなSaaS(Software as a Serviceの略。クラウドで提供されるソフトウェアのこと)を展開していきたいと考えており、その一つとして鍼灸マッサージの分野に注目したのです。そして、何人かの鍼灸マッサージ師にヒアリングしたところ、業界が抱えるいくつかの課題が浮かび上がってきました」

その課題とは、他の医療職に比べて「施術データの蓄積ができていない」「IT武装化が遅れている」といった点である。もちろん個々の鍼灸マッサージ師はそれぞれの方法で、施術データを蓄積・管理・活用していることと思うが、それが業界全体で共有されているとは言い難く、共通したフォーマットも存在しない。このためビッグデータの蓄積が困難であるがゆえに、エビデンス研究や医療連携などさまざまな領域で障壁になっている側面がある。

「現在、東洋療法では施術録を紙媒体で記録していることが多く、電子データとして蓄積されていないため、施術の客観的な分析、効果測定や経過観察などが難しい状況にあります。こうした状況を受け、当社は、施術録の電子化による施術実績・結果の記録、検索などIT化によって支援するための『施術ノート管理サービス』の開発に着手しました。多くの施術者に使っていただくことで、鍼灸マッサージ業界の課題に貢献できると考えたのです」

とはいえ、前例の少ない鍼灸マッサージ業界へのICT活用については分からないことも多く、文字通りゼロからの開発になったという。2018年はデモ版を開発して複数の鍼灸マッサージ師に見てもらい、さまざまな意見を取り入れていった。大鐘氏は次のように振り返る。

「デモ版の時点では伝統鍼灸寄りの造りだったのですが、現代鍼灸の要素も大幅に取り入れました。鍼灸マッサージには多様な施術スタイルや流派が存在するので、1年以上の期間をかけてどんな流派の先生方にも一定レベル以上の使いやすさ、共有のしやすさを追求していきました。また、2019年1月には鍼灸マッサージの施術においても受領委任制度を利用できるようになりました。開発チームは受領委任制度についての講習会にも参加して理解を深めて、サービスに盛り込んでいきました」

こうした経緯を経て、2019年3月よりVer.1.0の開発がスタート。重要な機能要件として療養費や要配慮個人情報への対応強化を図り、より有益かつ安全なインフラとして開発期間を2019年12月まで延ばして進め、2020年1月に直販開始となった。


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東洋医学的診断項目
脈診は脈状診、六部定位脈診、4祖脈・6祖脈・8祖脈に対応。腹診については5分割、9分割を選択して、
自分の施術スタイルによって使い分けできる。舌診も図を直接クリックして入力可能



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徒手検査
徒手検査は30以上搭載しており、臨床で使われるものはほぼ網羅されている。
検査部位によって使える検査名が選択肢として表示されるので、
検査名を迷ったり間違えたりといったエラーを防ぐことができる



クラウドならではの豊富なメリット

クラウドと聞くと、「なんだか難しそう」と感じる向きもあるかもしれない。しかし、宮井氏によれば、手軽に利用できるため、業務の負担を軽減してくれるという。

「クラウドの利点は、インターネットにつながっていればPCやスマホ、タブレットなどどんな機器でも使えて、WindowsかmacOSかといったOSの違いの制約を受けないところにあります。また、面倒な設定も必要ありません」

さらに、運営元であるNECソリューションイノベータがさまざまな管理をしてくれるというのがメリットとして大きい。例えば、今後の法改正により療養費などの諸制度が変わったとしても、運営側が絶えずアップデートして設定変更を行うので、ユーザはソフトの再購入、再インストール、アップデートのし忘れなどを気にせず、いつでも最新バージョンのものを使うことができる。また、患者の個人情報を施術所で管理することで生じ得る情報漏洩や消失のリスクを低減できるところも見逃せない。


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リハ指標にも対応
FIMとBIはADLの指標。受領委任が始まり、鍼灸が地域医療に含まれた。
これにより、寝たきり状態などADLの高くない患者を施術することも増えてくると予想される。
そこで、FIMとBIの記載、点数を選択できるようにした。
各患者ごとに点数を把握しておけば、医療連携で大いに役立つ



業務負担の軽減という点では、施術録への記入のほとんどをプルダウンやチェックボックスによる選択やアイコン・画像をタッチ・クリックする感覚的操作で完了する。このためスピーディーに施術録を作成できる。さらに、作成した施術録をもとに各種情報を入力していけば、厚労省が提供するフォーマットに従った療養費支給申請書も自動でつくることができるので、療養費請求に対してハードルが高いと感じている人にとっては請求がぐっと身近になるだろう。

「まずは顧客(患者)管理のために使っていただき、施術所のIT化の最初の一歩を踏み出してみていただければと思います。今後も利用者の意見を取り入れて、サービス強化を図っていきます。鍼灸マッサージ師の皆さんが持っている『わざ』をクラウドで後世に残していきませんか」


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療養費申請
上図のフォームに必要事項を入力していくだけで、療養費支給申請書をPDFで自動出力してくれる



■申し込み方法
HPより、施術所/施術者の登録後、クレジットカード決済
■価格
基本契約(月額・税抜き価格) 3,000円~
■お問い合わせ先
サービス内容やご契約方法などについては、以下までお問い合わせください。

NECソリューションイノベータ株式会社
NEC 東洋療法支援ソリューションヘルプデスク

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