(6)遠位脛腓関節テクニック

適応
  • タイプ2の背屈制限
目的
  • 腓骨と脛骨間の失われた弾性と適合性を回復させる。
ルカウ
遠位脛腓関節テクニックです。骨間膜はすでにリリースしています。これから骨間に入っていきます。ほとんどの人では、関節は少し外側、あるいはずっと外側にあます。自分で感じながら、この関節をたどっていくことができます。特にここ、外側、脛骨のこの突起にあたるところが関節です。この関節で背屈させて、脛腓のブライドを広げます。見えます? 本当に? 背をみんなに向けるのはちょっと失礼かなとって。こっちに来てもいいですよ。詰めてあげてください。もう一度、骨のどの位置ったか見ますか? ここです。
女性
関節のところ。
ルカウ
関節のところ。高い位置から初めて、下がっていってこの関節を見つけます。足を上げて。そう、足趾だけで上げて。すばらしい。足部と足趾を上げて、この空間はしてください。できますか?
女性
空間を残す?
ルカウ
空間を残す。はい。これで違ってきます。深く呼吸します。動かすのが少し楽にります。はい。皆さんの母指を大事にしましょう。両手の母指が必要なら、そうしてださい。異なるツールを用いることも可能ですが、母指はとても特殊です。母指しかえないという施術まで大切にとっておきます。空間は空けながら、他動運動、自動運で骨の間を感じます。足趾と足部を上げてみて。そうです。足趾は上げたままで、足を下げて。この運動で、これらの骨をゆるめ、離していきます。離していくと、少しキパキといった音が出ます。患者も音を感じます。者が動くと、私はこれらの骨がどう固定しているかわかります。
女性
はい。
ルカウ
あなたもわかる?
女性
空間を広げると言われるんですが、離すのはとても難しくて……
ルカウ
そうですね。
女性
……本当に意識しなければならなくて。さらに意識するのはなかなか。
ルカウ
ええ。機能的要素は、ここにあります。患者は開放するよう意識しなければなりせん。重要なのは、患者がそれを感じていることです。組織をリリースしても、せいい半分の達成というところです。患者の運動と知覚を変えないと身につきません。足と足部をまた上げてみましょう。それでは、質問はありますか?