(7)肋間テクニック

適応
  • 胸郭の可動性制限、呼吸の制限
  • 脊柱側弯症
目的
  • 肋骨の可動性の制限をリリースする
禁忌
  • 骨粗鬆症
ルカウ
肋骨は、背部と前面に取り付けられた蹄鉄、またはバケツの取っ手のようなものです。すみません。くすぐっていますか?
患者
いいえ、大丈夫です。
ルカウ
OK。肋骨をつかみ、吸息に従って上がります。患者が呼息する間、手の下で保持することで、肋骨を下から伸ばします。それから逆側を行います。写真は頭部に向かって施術していますよね?
女性
下方です。
ルカウ
下方へ? OK。今は逆側ですね。
女性
両方とも示されています。
ルカウ
両方とも?
女性
はい。
ルカウ
ええ、その通りでした。先に下の写真を行います。
女性
置いている手は肋骨上ですか、肋骨より下ですか?
ルカウ
肋骨のすぐ下です……。
女性
わかりました。
ルカウ
……そこから上へ押し上げます。下部の肋骨でやってみましょう。どうですか?
患者
すばらしいです。
ルカウ
患者が吸息すると、バケツの取っ手が持ち上がります。手の下で呼息されても上がったまま保持します。こちらの患者はこれまでの話を聞いてきて、以前にも練習しております。しかし、あなたの患者は、これについてたくさん指示する必要があります。「呼息をこの手の下で行ってください、あるいは呼息はここから下で行ってください」とかです。このような指示は望む位置で胸郭をリリースする方法を見つけてもらうのに役立ちます。
女性
ずっと一定の圧をかけていますか?
ルカウ
実際は、与えられるゆるみを取り上げています。吸息するたびに、下から抜けていくので、少しずつ高くしていきます。今は肋骨下部に集中しています。
女性
つまり、1度に1本の肋骨を通過していくということですか、全体ではなく?
ルカウ
そうです。
女性
筋膜や組織全体ではなく?
ルカウ
はい。1度につき1本の肋骨です。肋骨の後面付着部は前面付着部より高い位置にあることを覚えておくと役立ちます。逆側からやってみます。時間があれば、このようにすべての肋骨に行うことができます。これはすばらしいものです。大きなセッションの一部であれば、動かないスポット2、3か所を選んで施術します。
しかし、他の方法でも、同じように、肋骨に置きます。ここに肋骨があり、呼吸を取り込んで、呼息すれば、従って下に行き、沈みます。押し下げます。吸息をここより上でしてもらいます。基本的に、この上部にある肋骨を持ち上げます。
女性
繰り返してくれませんか?
ルカウ
はい。呼息で下がる肋骨に従います。ここより上で呼吸するように指示し、私が押さえている肋骨から持ち上げます。パターンによりますが、どちらか1つの方向がたくさんのリリースをもたらすことがわかるでしょう。
患者
こちらが少し……
ルカウ
こちらの方向があっていますか? こちらが少し、何ですか?
患者
よりリリースされます。
ルカウ
よりリリースされる。私もそのように感じます。
女性
時に上下両方でリリースされますか?
ルカウ
ええ。両方の方向でリリースできる人もいますが、1つの方向でさらにリリースできる傾向があります。こちらはどうですか?
患者
それです。
ルカウ
こちらですね。

(最後のインタビュー部分の訳は割愛)