鼡径部痛症候群の新しい定義と身体の連動に着目した問診診察
(※動画あり)

仁賀定雄 氏

Ⅰ. 連動の重要性

身体の連動は診断、治療、予防、パフォーマンス発揮のすべてに結びつく重要なエレメントである。連動性を失い、機能が十分に発揮できない身体は怪我をしやすく、治りにくい。ただし「連動性を取り戻す前に可動性や安定性を改善する必要がある」と仁賀氏。まずはそれぞれの関節、それぞれの動きの位置関係を修正し、筋力を発揮できるようにしたあと、全身の連動性を改善する。現在は「stability on mobility」といわれ、筋力は関節の良質な位置関係と良質な可動性のなかで発揮できると考えられている。アスレティックリハビリテーションにより機能を習得できれば、MRIでの病変があっても競技に復帰できる可能性がある。逆に、時間とともにMRIでの病変が消えても、機能が改善されなければ競技に復帰できない例がある、とのこと。

「Ⅱ. 鼡径部痛症候群の定義の修正」~「Ⅳ. 診察」は、雑誌「医道の日本2019年7月号」でお読みください。

Ⅴ. 協調運動

肩甲帯と骨盤が連動して効果的に回旋し、上肢~肩甲帯~体幹~骨盤~股関節~下肢の有効 なキック動作を行う「クロスモーション」スイングは、可動性・安定性を確保したうえで協調性 をどの程度獲得できたかを確認できる目安となる。肩甲骨から胸郭、横隔膜、インナーマッスル、 骨盤をすべて連動させ、骨盤は垂直回旋および水平回旋しながら行う。

 

⇒二瓶伊浩氏による【骨盤と胸郭の可動性・安定性、協調性を高めるアスレティックリハビリテーション】の記事はこちらから。


「クロスモーション」スイングの様子をYouTubeに公開しました。

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