あん摩マッサージ指圧師
養成施設の新設、認められず

【平成医療学園の請求を棄却】

「お待たせをいたしました。判決を言い渡します」

12月16日、東京地方裁判所裁判長の古田孝夫氏の言葉が法廷に響く。傍聴席に多くの視覚障害者の姿が見られるなか、続く言葉は――。

「主文1、原告の請求を棄却する
2、訴訟費用は原告の負担とする」

国(以下、被告)に対して、あん摩マッサージ指圧師(以下、あマ指師)養成施設の新設非認定処分取り消しを求めていた学校法人平成医療学園ら(以下、原告)の請求は、退けられた。

この裁判は、2016年9月28日の第1回口頭弁論から3年以上にわたり、法廷で議論が行われて きた。原告側の主張の内容は、非認定処分の根拠となった「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」(以下、あはき等法第19条)が、憲法に違反するというもの。また、職業選択の自由を定めた憲法22条に違反し、許認可の基準が明確ではない、ということで適正手続の保障を定める憲法第31条に違反すると主張してきた。


「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」の第19 条
当分の間、文部科学大臣又は厚生労働大臣は、あん摩マツサージ指圧師の総数のうちに視覚障害者以外の者が占める割合、あん摩マツサージ指圧師に係る学校又は養成施設において教育し、又は養成している生徒の総数のうちに視覚障害者以外の者が占める割合その他の事情を勘案して、視覚障害者であるあん摩マツサージ指圧師の生計の維持が著しく困難とならないようにするため必要があると認めるときは、あん摩マツサージ指圧師に係る学校又は養成施設で視覚障害者以外の者を教育し、又は養成するものについての第二条第一項の認定又はその生徒の定員の増加についての同条第三項の承認をしないことができる。
○2  文部科学大臣又は厚生労働大臣は、前項の規定により認定又は承認をしない処分をしようとするときは、あらかじめ、医道審議会の意見を聴かなければならない。

 

※つづきは、雑誌「医道の日本2020年1月号」でお読みください。

お得な定期購読のご案内

Apple、Apple のロゴは、米国および他の国々で登録された Apple Inc. の商標です。Mac App Store は Apple Inc. のサービスマークです。
Android、Google Play、Google Play ロゴは、Google Inc. の商標です。