指圧の基本の「キ」(7)掌圧
公開日:2011年6月13日|最終更新日:2022年2月28日
このコーナーでは、初学者のための指圧の基本テクニックを紹介していきます。一見、簡単そうに見えるテクニックにもコツがあり、また狙いがあります。意外とおそろかになりがちなだけに、治療家の方も改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。第7回は「片手掌圧」と「両手重ね掌圧」を紹介します。正しい指圧の方法を学びましょう。
目次
片手掌圧
両手重ね掌圧
前回は母指と四指の対立圧についてご紹介しましたが、
今回は掌圧のテクニック写真です。
まず、片手掌圧です。
これは手のひら全体で圧を加えます。
力が分散しないように、
手指をそろえるようにしましょう。
次に、両手重ね掌圧です。
片手掌圧をする手の甲に
もう一方の手を重ねます。
両手重ね掌圧でも、
手指をそろえることを意識しましょう。
圧の強さは軽圧もしくは快圧。
強く押し過ぎないように注意しましょう。
【企画協力】
木下誠(きのした・まこと)
1953年、北海道生まれ。76年、日本指圧学校卒業。浪越指圧本部センターを経て、91年、「指圧の神陽館」開業。日本指圧専門学校非常勤講師、東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科非常勤講師、筑波技術大学保健学科非常勤講師。