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古典鍼灸研究会(付脉学会)

古典鍼灸研究会(付脉学会)
代表者樋口 陽一
発足年1940年
目的・背景当会は経絡治療派の台頭の中から生まれた。この経緯を井上前会長は次のように述べている。
「啓蒙活動として出発したこの運動はまず外のほとんど民間療法として残っていた鍼灸界に向けられ、内に対しては理論と術の齟齬を補填するための研究グループの設立を欲求した。その欲求を持った人々が古典研究会を発足させた」
会員数68名
開催詳細【月例会】毎月第3日曜日 ※会員のみ。(東京都・おおとり会館・他)。

会費年会費(正会員):48,000円
支部
特徴当会の特徴は、第一に臨床家の集まりということである。「鍼灸師の医学」を確立すべく、日々臨床に励んでいる。私たちの臨床は人迎気口診という脈診を基礎としている。この人迎気口診は、3世紀の『脉経』に初めて記述され、12世紀の『三因極一病證方論』で具体化されている脈診法で、日本では室町時代に活躍した曲直瀬道三の流派が使っていた。

前会長の井上雅文はこの脈診方法を復活、再構築し、さらに六部定位診と合わせて病因・治療法・予後などを示すことができる井上脈状診を提唱した。この脈診こそ私たち研究会の2番目の特徴といえるであろう。

3番目の特徴は、中国伝統医学文献の検討にある。鍼灸施術には病証学が必要である。諸々の症状を陰陽・虚実・気血・寒熱等の概念によって一つの証を導き出すことだ。そのためには先人の臨床経験の蓄積である古典を読み解くことが不可欠だからである。
基本情報
住所:〒121-0831
東京都足立区舎人5−7−20 ひぐち鍼灸院内
E-Mail:bookworm@home.email.ne.jp
HP:http://plaza.umin.ac.jp/~kotenken/