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鍼灸真髄

鍼灸の名人といわれた澤田健に師事した代田文誌がその日常治療の間に見聞したものを筆録。この書に記されている説は大方、鍼灸古典の説に基づくものであるが、同時に著者の独創的見解も多い。その思考や表現はきわめて素朴で簡単で、治療の実際に役立つ、臨床的真理の宝庫。
ISBN978-4-7529-1415-0
著者代田文誌
仕様B6判 452頁
発行年月1941/1/1
価格3,410円(税込)

目次

写真

凡例
沢田健先生小伝
緒言

一、第一回見学筆記
五臓之色体表と十二原之表
沢田流の要穴
点灸例
太極療法
診断と治療
小局治療と太極療法
など

二、第二回見学筆記
眼と肝臓
灸と体質
むく毛
臑兪と血圧
小児の喘息
脊椎彎曲症
など

三、第三回見学筆記
水は腎に属する
命門の取穴法
三十六門
腎虚の灸
京門の取穴法
京門と三焦兪
など

四、第四回見学筆記
人身の陰陽
脊椎カリエスの治療
腸捻転の治療
網膜炎の治療
腰根の穴
全身虚衰の患者
など

五、第五回見学筆記
一陰三色五病
背部の三行と其動き
舌の色
病の三期
陽かん会
陰は昇り陽は降る
など

六、昭和五年筆記
傷寒
肺炎
四霊の灸
風邪の入る順序
鶏鳴下痢
腸結核
など

七、昭和九年筆記
天の理と地の理
冷え込みの灸
督脈と膀胱経との関係
背の督脈前部を使った話
天三地五に就て
冷え込を取る法
など

八、昭和十年筆記
頭の五行と五臓兪との関係
目の内外眥と経絡
鼻瘡
ゲキ門
股関節脱臼
下腹部の冷え込みを抜く穴
など

九、昭和十一年筆記
三かんと三焦
背部の五柱
曲沢
陰陽三経の表裏関係
肺炎
咽へ骨の立つた時
など

十、昭和十二年筆記
小児病と命柱
筋縮と巨闕
穴を取るの秘訣
病気の動き
八椎下
治穴の選択
など

附録
沢田先生の臨終
沢田先生の思ひ出
鍼灸道の達人沢田腱先生
など