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現代語訳 脈論口訣 原文・注釈・解説付き

現代語訳 脈論口訣 -原文・注釈・解説付き

戦国時代の名医、曲直瀬道三の名著が蘇る!
日本鍼灸の原点はここにあった――


信長、秀吉、家康と天下人から信頼された、戦国時代の名医、曲直瀬道三。曲直瀬道三の脈論を編集した『脈論口訣』には、現在、経絡治療で行われている脈診のルーツが凝縮されている。伝統医療の一つの原点がここにあるといっても過言ではない。
本書は、全5巻にわたる『脈論口訣』について、日本鍼灸研究会代表で、井上恵理・本間祥白・井上雅文の流れをくむ経絡治療家・篠原孝市氏が全文の現代語訳を行うとともに、重要箇所に対して、臨床に応用しやすいように、校注と解説をつけたものである。
本書を読めば、曲直瀬道三が脈診からどのような治療体系を形づくったのか、その息遣いを感じることができるだろう。日本鍼灸のアイデンティティに迫る1冊。
978-4-7529-1170-8
曲直瀬道三
訳・校注篠原孝市
仕様B5判 約250頁
発売年月2019/12/1
価格4,950円(税込)

目次

・はしがき
・凡例
・序論
・目録 ※
・第一巻
・第二巻
・第三巻
・第四巻
・第五巻
・解説


※【目録の内容】

〇図
両手寸関尺三部の図/掌後の高骨の図/尺中尺沢の図/人迎気口の図/十二経配当の図

〇巻之一目録
七診の法の事/男女左右の事/三部定位の事/寸関尺の事/密排踈排の事/呼吸定息の事/三部九候の事/左手の候の事/右手の候の事/浮沈の差別/五蔵の七神/脈按様の事/胃の気の脈の事/諸病軽重の弁/男女の元気/男女の分別/左右の血液気息/左右診察外感内傷/人迎気口の候/栄衛と云う事/気血虚実の弁/遅数寒熱の弁/寒熱往来の事/緊脈有処を以って痛処を知る事/弦脈有処にて筋気を知る事/ちょうが積聚の事/痰の鬱結所在の弁/気血虚実の弁/右関脾脈の分別/主客伏匿の弁/結促の遠慮/左右の脈大小の弁/臥たる病人の診脈/病に不相応の脈の習い/糸脈と云う事

〇巻之二目録
四脈の弁察/四知の事/四季平脈の弁/四時の虚脈/四時の実脈/四季の脈好悪/弦鉤毛石の事/二十四節脈の事/七表 八裏 九道 付けたり歌/七表の脈/八裏の脈/九道の論/奇恒六十首と云事/反関の脈の事/同等の診脈/反常の脈/証と脈と相反す事/筋骨痛むの例/腫と痛との弁因 并 滑かつ/腫痛の滑かつ/虚煩の弁察 陰陽の升降/一等各別の弁診/汗瀉の弁診/壮痩細大の弁/虚里の脈の事/六部の脈診候

〇巻之三目録
七種の死脈/関格の死脈/覆溢の事/代脈の事/陰陽病の寒熱を弁う事/脈動止みて死期を知る事/死脈意得の事/諸病生死の診脈/二十四脈病論 付けたり 薬註/

〇巻之四目録
婦人一切脈察の弁 附 胎脈/婦人の脈の事/懐胎の脈の事/妊む妊まざるの弁 并 妊娠の弁/妊娠の弁/産前後の診候 附 経水不通并に附方/月水不通の事/無子法の事/小児門/小児虎口三関の脈察/同虎口三関の図/同手指の脈紋八段錦/同面部の図/同死候の弁/同診脈の事 并に図/同五脈の事/同動脈の事/同痘疹法の事/疱瘡出様五蔵の見分/同虚実の事/同悪証の事/同重痘の歌訣/同軽き者の事/同軽痘の歌訣/同禁物の事/同治療の法/六脈部位定まりの事/六部部位相違の事/十二経めぐりの事/是動病所生病の事/奇経八脈の事/諸病の指掌/七伝間蔵の事/蔵病府病の事/老人臥して不寐事/若人寐不寤事/六門三法の事

〇巻之五附録目録
医家の必用/医、病家に入るの法/諸病の悪候/五蔵の絶証/諸病胃の気をたのむ事/両腎二補の分別/倉公三死の事/未病を治するの説/六失の論/養生の論/五蔵の補瀉/蔵府の火を瀉するの薬種/十剤の事 附けたり 五味の用/五味の用/食前後服薬 附 薬味薬気の事/薬気薬味の分別/生し熟の分別 并 薬根三停/薬根三停の分別/湯丸散の論 附 煎薬生熟の弁 服薬の間の食法/煎薬生熟の分別/服薬の間の食法/六陳、八新、十八反/附 銅鉄を禁の薬 禁火の薬味/六陳/八新/十八反/銅鉄を禁るの薬/禁火の薬味/五蔵寒熱の薬味/諸灸捷歌 并 小児/小児諸灸捷哥/尺寸髪際大椎の定法 并 禁穴/尺寸を定る法/髪際を定る法/大椎を定る法/禁灸の穴図

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