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【書籍紹介記事】明日からすぐ使える!「症状から治療点がすぐわかる!トリガーポイントマップ」

公開日:2024年11月7日

医道の日本社では、最新の施術情報や関連知識の収集に努めている鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、アスレチックトレーナーや美容関係者・ヨガインストラクターの方などに役立つような書籍・DVDを多数取り扱っています。その中でも特にオススメの人気シリーズや、注目のタイトルなどをご紹介していきます。

多くの患者さんと治療家を悩ませる筋肉の痛み

治療家なら誰でも経験したことがある、肩こり、腰痛、膝の痛みなど、筋肉が原因となっている痛みの治療。

なかなかすっきり改善しないことも多く、頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。

そんな悩みに一つの解決策を提示してくれるのが、「症状から治療点がすぐわかる!トリガーポイントマップ」です。 痛みの部位別にトリガーポイントが一目でわかって、すぐに治療に取り入れることができる本書についてご紹介していきます。

こんな人におすすめ

✔️ トリガーポイントに興味がある人
✔️ トリガーポイントは難しいというイメージを持っている人
✔️ 思うような治療結果が出せず新たな治療法を模索している人

症状から治療点がすぐわかる!トリガーポイントマップの概要

筋肉の損傷から派生する痛みの症状は、肩こりや腰痛はもちろん、頭痛や歯痛など、実にさまざま。本書では、身体全体の44部位の痛みについて、その原因になっている可能性のある筋肉をあげ、治療すべきトリガーポイント(TP)の位置が一目でわかるようになっています。痛み以外にも症状があれば、「原因筋」の候補数をさらに絞り込むことができます。シンプルな手技「TP圧迫」や、「鍼治療」をする際の刺鍼の方向や深さについて、各筋肉ごとにコンパクトにまとめているので、臨床ですぐ試せます。
「TPの理論が、まだよくわからない」「他の本を読んだが、TPの探し方が難しかった」という方は、ぜひ本書の図をもとにTP治療をスタートしてみてください!

 収納コンテンツ

序:「トリガーポイント治療」を、もっと身近なものに
第1章 こんな痛みにも、トリガーポイント治療
第2章 実際の治療について
第3章 治療編 ページ構成とその見方
頭部・顔面部の痛み
頚部・胸部・背部の痛み
上肢の痛み
腰部・腹部の痛み
大腿部の痛み
下腿・足の痛み

難しい理論は後でもOK!気軽に使えてトリガーポイント治療の効果を実感できる

「筋肉の痛みの引き金になる点」という意味のトリガーポイント(trigger point)。

・痛みを感じている場所とは別の場所にある

・筋肉にできたしこり(硬結)の上にある過敏な点(痛む部位)

・押圧して普段感じている痛みが再現されるような反応がある

これらが当てはまるのが、トリガーポイントと呼ばれる筋肉の損傷部位であり、痛みの発生源です。

なんと、筋肉を原因とする痛みの実に約7割が、痛い場所とは関係のない部位に痛みの発生源があると報告されています。

従来の治療でなかなか効果が得られないケースに、トリガーポイントが関わっている可能性があるのです。

本書の著者は、トリガーポイント研究の第一人者であり、「はじめてのトリガーポイント鍼治療」などの著書でおなじみの伊藤和憲先生です。

本来、可動域検査、姿勢、動きなどの情報を総合的に判断して、治療すべき筋肉を検索するトリガーポイント。

そのため、「理論が難しい」「トリガーポイントを見つけられる自信がない」と敬遠されてしまうこともあります。

それならばと、正確さよりも、わかりやすいことを優先し、より多くの人に受け入れられる方法を追求したのが本書です。

痛みの原因がわからず、病院や治療院を転々としている患者さんは少なくありません。

筋肉が原因になっている痛みであれば、難しい手術やたくさんの薬を飲まなくても、トリガーポイント治療で、簡単に痛みをとることができるのです。

多くの治療家にトリガーポイント治療を取り入れて、治療に役立ててほしいという思いから生まれた本書。

トリガーポイントをまだ使ったことのない治療家に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

痛みの部位別!ページを開けばトリガーポイントが一目でわかる

誰でも気軽にトリガーポイント治療を取り入れられるように、さまざまな工夫がされている本書。

浅い層にある筋肉や、比較的触診しやすい筋肉を中心に、「素早く」「簡単に」トリガーポイントを探せるのが特徴です。

患者さんが訴える痛みの部位別に、トリガーポイントが存在するエリアをトリガーゾーンとして図式化。

このトリガーゾーンをアルファベットで示された順に触診していき、治療すべきトリガーポイントを探します。

関連痛が再現されたら、それが痛みの原因筋です。

それぞれのトリガーゾーンごとに押圧する場所や、押圧の仕方も詳しく解説されています。

トリガーポイント治療において、筋膜に直接アプローチできるため、非常に効果的なのが鍼治療です。

各トリガーゾーンごとの「TP鍼」の項目では、刺鍼場所、方向、深度などを確認することができます。

また、鍼を使わなくても、身体の表面にある筋肉であれば、圧迫したり、揉むだけで、かなり痛みを改善することが可能です。

患者さんのセルフケアとしてもトリガーポイント押しは有効。

部位を指定し、自宅で圧迫するように指導することで、より治療効果が高まります。

今行っているどんな治療法にもプラスすることができるのが、トリガーポイント治療の魅力です。

見やすいフルカラーで、手元に置きやすいコンパクトサイズ。

さっと気になる部位が調べられるので、ベッドサイドにあると心強い一冊です。

症状から治療点がすぐわかる!トリガーポイントマップまとめ

・難しい理論は後回しでもOK!トリガーポイント治療がすぐ始められる
・痛みの部位別にトリガーゾーンがフルカラーのイラストで示され一目でわかる
・患者さんでも効果が得られるトリガーポイント押しはセルフケアに最適

なかなか改善しない痛みに悩む患者さんと治療家に、
すぐに使えるトリガーポイント治療を提案してくれる本書。
ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。

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