新刊「手技療法の触診と評価 -触診テクニックガイド-」発売のお知らせ!
新刊「-触診テクニックガイド- 手技療法の触診と評価」を刊行しました!
著者:Leon Chaitow
はしがき(Foreword):Jerrilyn Cambron
寄稿(Contributors):Sasha Chaitow、Whitney Lowe、Warrick McNeill、Sarah Mottram、Thomas W. Myers、Michael Seffinger
監 訳:齋藤昭彦(東京家政大学健康科学部 リハビリテーション学科)
仕 様:B5判 並製 416頁 本体価格9,000円+税10%
弊社書籍「筋膜への徒手療法」、DVD「クラニアル・マニピュレーション」などの著者・演者であり、英国政府から医療機関のコンサルタントに任命された最初の⾃然療法⼠/オステオパスでもあるLeon Chaitow (1937-2018)による書籍を翻訳出版しました。
最強の触診スキルを身につけるための1冊です!
著者 Leon Chaitowは、ウェストミンスター⼤学の上級講師を11年間務め、線維筋痛症、筋エネルギー・テクニック、頭蓋マニピュレーション、トリガーポイントなどに関連した70冊を超える著書の著者・編集者であり、査読付きの『Journal of Bodywork & Movement Therapies』の創刊編集⻑でもありました。2005年11⽉「補完医療とオステオパシー医療への貢献」により、⼤学より名誉フェローシップを授与されています。
臨床では皮膚、筋、筋膜、神経、関節など、様々な組織を触診することになります。触診は、触れて感じたものの意味がわかる特殊能力であり、トレーニングによってのみ習得できます。
触診には、患者に触れたときに自身の受容器を通して生じる「感覚のレベル」、感覚されたものに解釈や判断が加わる「知覚レベル」、過去の経験、記憶などを加えて判断する「認知レベル」の3つのレベルがあります。この3つのレベルを意識したトレーニングが必要となります。
すなわち、感覚レベルだけでなく、解剖学、生理学、病理学に関する知識をベースに触れたものを解釈する知覚レベル、臨床経験によって臨床で起こっている組織変化を評価できる認知レベルをトレーニングする必要があります。
徒手的な介入では、触診によって患者の状態をリアルタイムに評価し、適切な治療を行い、その結果を直ちに再評価し、それによって次の介入を決定していきます。
触診と治療は一体となっており、常に繰り返されます。将来的にどんなに機器が発達したとしても、リアルタイムかつ簡便に多くの情報や患者の反応を知る方法は触診しかありません。
本書には、さまざま治療背景をもつ触診方法や考え方が示されています。初学者はもとより、臨床で活躍する臨床家にも有用な情報を提供してくれます。すでに多くの経験のある方は、触診の奥深さを再認識し、触診について再考する良い機会となることでしょう!
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手技療法の触診と評価 -触診テクニックガイド-