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【鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師のための、治療院開業マニュアル】第10回:治療院の内装はどう決めた?先輩の声を紹介

公開日:2025年12月15日

卒業し、国家試験に合格した後、治療院勤務のため就活をはじめる方はもちろん、特に30〜40代の方の中には開業を目指す方も多いのではないでしょうか。

医道の日本Onlineは、<鍼灸マッサージ治療院マニュアル>としまして、ゆくゆくは開業を考えている方を対象に、開業に必要な知識を紹介します。

前回の記事で、内装のポイントと業者の探し方をお伝えしました。

でも「どのように決めれば(進めれば)良いのか?」悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、今回は、先輩たちが実際にどのように内装を決めたのか、また、内装業者はどのように決めたのか実例をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

先輩Voice「内装はどのような点にこだわりましたか?」

内装こだわり例(1)

内装を考えるときにどういった点が重要になるかすらわからなかったので、医療用品の業者さんに相談し、打ち合わせに参加してもらって、レイアウトを決めました。

内装こだわり例(2)

清潔感は当然のことですが、敷居を低くするために治療院ではなく、サロン風の内装を目指しました。

内装こだわり例(3)

内装のイメージは実際に物件を見てから描き始めました。小児医院の居抜き物件だったので、もともとのつくりをベースに、木の温かさを取り入れて明るいイメージを心がけました。受付などはそのまま使用できました。

先輩Voice「内装工事業者はどう決めましたか?」

内装業者の決め方例(1)

自分の理想のテナントを見つけたので、そのテナントの取り扱い不動産会社にかけあい、紹介してもらいました。

内装業者の決め方例(2)

私は知り合いには頼みませんでした。知人・友人にビジネスとしてお願い事をすると、時に信頼や人間関係が邪魔をすることがあります。業者もさまざまなので、最低3社はあたってみると良いと思います

内装業者の決め方例(3)

デザイン会社を選定し、そこから内装工事業者を紹介してもらいましたが、今考えると、工事費用はもう少し安くできたのではと反省しています。工事料金を安くするための折衝会社なども存在しますので、できる限り多くの会社から見積もりをとり、初期費用をおさえることが重要だったと考えます。

いかがでしょうか。
内装を自分で考えるのが難しい場合は、医療関係の知人や工事業者に相談してみるのも良いかもしれません。また、もと「治療院」や「医院」などの居抜き物件を利用するとレイアウトを決めやすくなるケースもあるようです。本記事を参考にぜひ、自院の内装を進めてみてください。内装業者につきましては、まずは同業の知人に聞いてみることをおすすめします。

本記事は、弊社出版のはじめての鍼灸マッサージ治療院開業ベーシックマニュアルからの抜粋となります。記事を読んでご興味をもたれた方は、ぜひこちらから書籍をお求めください。

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