【書籍紹介記事】名前の由来を知れば忘れない!学生にも臨床家にも役立つ、361穴をまんがで楽しく学ぶ「まんが経穴入門」

医道の日本社では、最新の施術情報や関連知識の収集に努めている鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、アスレチックトレーナーや美容関係者・ヨガインストラクターの方などに役立つような書籍・DVDを多数取り扱っています。その中でも特にオススメの人気シリーズや、注目のタイトルなどをご紹介していきます。
名前の由来を知れば、ツボが忘れられなくなる
「どうして足三里って名前なんだろう?」
鍼灸学校で経穴を学んでいる学生さん、そう疑問に思ったことはありませんか?そして臨床に出れば、患者さんから同じ質問を受けることもあるかもしれません。
実はツボの名前には、深い意味や面白いエピソードが隠されています。
しかし、国家試験に向けて361穴を丸暗記するのに精一杯だったり、臨床の現場では名前の由来まで調べる余裕もなかったり。
「昔からそう呼ばれているもの」と思うしかなかった経験、あるのではないでしょうか。
今回は「ツボの名前の謎」をまんがで楽しく解き明かしてくれる一冊「まんが経穴入門」についてご紹介していきます。
✔️ 経穴の暗記に苦労している鍼灸学生
✔️ 患者さんへの説明力を高めたい臨床家
✔️ 中国伝統医学の背景や文化に興味がある方
「まんが経穴入門」の概要
本書は、十四経脈361穴すべての経穴について、その名前の由来・作用・主治を、まんが形式でわかりやすく解説した一冊です。
位置や主治をただ丸暗記するのではなく、「なぜその名前が付けられたのか」を知ることで、ツボの本質的な理解を深めていくことができます。
親しみやすいキャラクターの会話とイラストで展開されるため、一見難しそうな内容も楽しく読み進められるでしょう。
鍼灸の起源から、ツボの命名法則、中国伝統医学の思想まで、幅広い知識が自然と身につく構成になっています。
まんがだから面白い、361穴の知られざるエピソード
本書の構成は以下の通り。
一の巻:経穴の源流をさかのぼる
二の巻:経穴と経絡
三の巻:経穴の名の由来、作用、主治〜十四経の解釈〜
付録:経穴とその主治
特に圧巻なのが「三の巻」。
手の太陰肺経から始まる十四経脈のツボを、361穴すべて、一つ一つ丁寧に解説しています。
・「足三里」は、昔の旅人が三里(約12km)歩いた後に疲れを癒したツボだから。
・「腹哀」は、腸が哀しそうに鳴るから。
こういった各経穴のエピソードが、まんがのキャラクターたちの会話を通じて語られていきます。

また、各ツボについて、
・名前の由来
・骨や臓腑との位置関係
・主治、作用
・配穴のヒント
これらすべてが、読み物として楽しみながら自然と頭に入ってくる構成に。
さらに、鍼灸の起源や経穴という概念がどう発展してきたのか、命名の仕方にはどんな法則があるのかなど、「そもそも論」から丁寧に解説されているので、経穴への理解が一気に深まります。
例えば、こんな法則があります。
・「陽」の字が付くツボは陽側(外側)に存在する
・「天」の字が付くツボは人体の上部にある
・「海」の字が付くツボは何かが集まる場所

こうした法則を知ることで、初めて聞くツボの名前でも、おおよその位置や作用が推測できるようになります。
教科書的な暗記ではなく、「なぜそう名付けられたのか」という物語を通じて理解するからこそ、記憶への定着度が格段に違ってくるでしょう。
患者さんとの会話に使える豆知識が満載

本書を読んでいると、「へぇ〜」「そうだったのか!」と思うような発見があるでしょう。
・「天人合一」など中国文明の根底にある思想
・陰陽五行説とツボの関係
・古代の人々が人体をどう捉えていたか
単なる雑学として面白いだけでなく、患者さんとの会話のネタとしても非常に役立ちます。
「このツボは『気の海』という意味で、元気が集まる場所なんですよ」
「古代中国では、人間の体も宇宙の一部だと考えられていたんです」
こんな話をしながら施術すると、患者さんの東洋医学への興味や信頼感も深まるはず。
治療効果を高めるコミュニケーションツールとしても、本書は大いに活用できるでしょう。
「まんが経穴入門」まとめ
・東洋医学の思想や文化まで身につく一石三鳥の一冊
・患者さんとの会話に使える豆知識も満載
ツボの名前に隠された物語を知ることで、
経穴学習が一気に楽しくなる一冊です。
ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。



































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