【書籍紹介】臨床で迷わないための羅針盤!東洋医学を深く学ぶ一冊「東洋医学見聞録(下巻)」

医道の日本社では、最新の施術情報や関連知識の収集に努めている鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、アスレチックトレーナーや美容関係者・ヨガインストラクターの方などに役立つような書籍・DVDを多数取り扱っています。その中でも特にオススメの人気シリーズや、注目のタイトルなどをご紹介していきます。
目次
臨床の”引き出し不足”を感じているあなたへ
患者さんの症状に向き合うとき、「もっと違うアプローチができたら」と思ったことはありませんか。教科書通りの治療では改善しきれない症状、慢性化して複雑になった訴え、あるいは身体だけでなく心の不調まで抱えた患者さん。
臨床の現場では、一つの方法だけでは対応しきれない場面が次々と現れます。
『東洋医学見聞録(下巻)』は、内科医として30年以上にわたり東洋医学と現代医学を併用してきた著者が、実際の臨床で効果を確認した治療法をまとめた一冊。運動器疾患から精神疾患、感覚器系まで、幅広い症状への実践的アプローチが詰まっています。
今回はそんな本書の魅力をお伝えします。
✔️ 治療の選択肢を増やしたい鍼灸師
✔️ 慢性疾患や難治性症状へのアプローチに悩んでいる方
✔️ 医師の視点から東洋医学を学びたい施術家

「東洋医学見聞録(下巻)」の概要
本書は、医師・西田皓一氏による『東洋医学見聞録』シリーズの完結編です。
著者は内科医でありながら、30年以上にわたって東洋医学を臨床に取り入れてきた実践家。本書は中巻出版以後に寄稿した疾患の中で、出版社が特に興味を示した内容をまとめたものです。
著者は、上巻・中巻・下巻の三部作を合わせて学ぶことで、ほぼ全ての症状や疾患に対応できるようになると述べており、本書はシリーズ全体を完成させる最後のピースと言えるでしょう。エッセイ風の読みやすい文体と、写真やイラストを多用した視覚的にわかりやすい構成が特徴。初心者でもすぐに臨床で実践できる内容になっています。
収納コンテンツ
序言
第1篇 膝関節痛の経筋療法
第2篇 肘関節痛
第3篇 股関節部痛
第4篇 踵部痛
第5篇 胸肋痛の一鍼療法
第6篇 腰部筋肉の疲れ
第7篇 顔面筋痙攣
第8篇 繊維筋痛症
第9篇 慢性疲労症候群
第10篇 神経症の経筋療法
第11篇 うつ病
第12篇 泌尿器の慢性炎症性疾患
第13篇 口腔内と口周辺の疾患
第14篇 鼻出血
第15篇 耳鳴り
第16篇 内耳性目眩
第17篇 眼疾患
第18篇 眼保体操
第19篇 皮内鍼について
あらゆる症状に応用できる、経筋治療という武器
本書に収録されている治療法の一つに、「膝関節痛の経筋療法」があります。
膝関節痛は「経筋病」として捉えられます。軽症例や急性であれば、上巻・中巻で触れられてきた循環取穴法や巨刺の法といった経脈治療で対応が可能。時には速攻で驚くような効果を得ることもあるでしょう。
しかし、経脈の影響が及ばない経筋病巣や根深い慢性症状には限界があります。そこで必要となるのが「経筋療法」。経筋治療は筋肉や筋膜のつながりに着目した治療法で、運動器疾患だけでなく神経症や慢性疲労、内臓系の不調など幅広い症状に応用できます。
本書では膝関節痛を例に経筋療法の実際が解説されており、この視点を身につけることで、様々な症状への応用力が格段に広がるでしょう。

心と身体はひとつ、精神疾患への東洋医学的アプローチ
「なんとなく気分が晴れない」「やる気が出ない」といった訴えを持つ患者さんに、どうアプローチすればいいのか迷う施術家も少なくないでしょう。
本書では、「うつ状態の治療」についても解説されています。
ここで重要なのが、「心身一如」という考え方。心と身体は一体のものとして捉え、身体の不調へのアプローチで心の状態にも変化をもたらすという視点です。
うつ状態の患者さんの多くは、肩こりや胃腸の不調、睡眠障害も抱えていることが多くあります。気血の流れを整え、臓腑の働きを調和させることで、心身全体のバランスが回復していくのです。また、本書では、著者の臨床経験に基づいた具体的な取穴や施術のポイントも紹介。心の不調を抱えた患者さんに対しても、「身体からできること」を具体的に示しています。

「東洋医学見聞録(下巻)」まとめ
・経筋治療という視点で、様々な症状に応用できる技術が身につく
・心身一如の考えに基づき、うつ病などの精神疾患へのアプローチも学べる
臨床での”引き出し”を増やし、
より多くの患者さんに寄り添える施術家になるための一冊です。
初心者でも理解しやすく、すぐに実践できる内容でありながら、
東洋医学の奥深さにも触れられる本書を、
ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。




































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