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【永久保存版】鍼灸・整骨院のチラシ作成・チラシ集客パーフェクトガイド

公開日:2022年3月18日|最終更新日:2022年3月22日

鍼灸・整骨院が行う販促活動の中でも、チラシを使っての集患は比較的ポピュラーな方法です。

既に取り組まれている方、これから取り組もうと考えている方も、少なくないのではないでしょうか。

しかし、チラシでの集患は、ただ闇雲に実施すれば効果が上がるというものではありません。

ポイントを押さえた作成・配布ができなかったがために、かけた費用と労力分の効果を得られないということも起こり得るのです。

今回の記事では、効果的なチラシ集患のために押さえておくべきポイントや留意点について、昭和初期から治療院経営に関する情報を発信してきた医道の日本社がまとめました。

①チラシ作成前 ②チラシ作成時 ③チラシ配布時 に分けて解説していきますので、ぜひご自身の段階に応じた部分をお読みいただき、効果の高い集患活動につなげていただけたら幸いです。

チラシ作成の前に行うべきこと

「チラシでの集患をやってみよう!」と考え、すぐに作成に取り掛かる方もいらっしゃるかもしれませんが、少しお待ちください。

チラシでの集患においては、デザインや配布方法を考えること以上に、「誰にどのようなメッセージを伝えるのか?」という、企画段階での検討が重要です。

どんなにたくさんの人に綺麗なデザインのものを配ったとしても、実際の集患に繋がらなければ、費用の無駄になってしまいます。

まずは、下記のポイントを押さえながら、今回の集患の作戦を練っていきましょう。

自院の強みを把握する

自院がどのような強みを持っているかを把握することは、チラシを使用する場合に関わらず、集患を行っていく上で最初に行う必要があります。

それは、自院が持つ強みがそのままアピールポイントになり、効果的な集患に繋がっていくためです。

特に、近隣に他の鍼灸・整骨院がある場合などは、独自の強みをアピールしていかなくては、競合と同じようなチラシになってしまい、結果として集患効果が薄くなってしまいます。

得意な症状、施術経験が豊富な顧客層、自院の施術方針など、他院のチラシなどを参考にしつつ、「(他院とは異なる)自院独自のアピールポイントはなにか?」ということを把握しましょう。

自院に合う患者さんの層を明確にする

「どういった患者さんの層に対して集患を行うか」が不明確なままチラシを作成してしまうと、費用に対しての集患効果がとても薄くなってしまいます。

例えば、スポーツ障害・外傷の治療に強みを持つ鍼灸・整骨院なのに、それをまったくアピールしていないチラシを作ってしまったり、高齢者層が多いエリアにチラシを配ってしまったりすると、なかなか集患には繋がりません。

そういった絞りこみを行わず幅広い層にアプローチしたい、という考えもあるかもしれませんが、幅広い層に向けた内容では、「特徴のないの鍼灸・整骨院」だと思われてしまい、魅力の弱いチラシになってしまいます。

そういった事態を避けるため、最初に検討した自院のアピールポイントをもとに、どのターゲット層に向けてチラシ集患を行うのか、明確にしていきましょう。

チラシでの集客(集患)が最適か検討する

自院の強みを把握し、ターゲットを明確にしたところで、一度「本当にチラシでの集患がベストなのか?」ということを考えてみることは、非常に大切です。

それは、ターゲット層によっては、ホームページやSNS運用、看板設置や地域誌への掲載などの方が効果が出る、ということも十分あり得るためです。

本記事はチラシ集患に関するものではありますが、実際のところ、集患する方法は他にも複数の選択肢がありますし、チラシでの集患が常にベストだというわけではありません。

こちらの記事(【2022年最新版】治療院の集客、考え方を徹底解説!)なども参考にしながら、自院の想定する患者さんの層にはどの集患方法が最適なのか、改めて検討を行いましょう

チラシ作成時の留意点・ポイント

自院の強み、ターゲット層が明確になり、集患方法としてもチラシがベストだと判断できましたら、チラシの作成に移ります。

ここまで整理してきた情報をもとに、適切なデザイン・内容のものを作ることができれば、読んでくれた人が興味を持ってくれる割合がグッと高まります。

業界特有の留意事項もありますので、その点も意識しながら、集患効果の高いチラシを作成していきましょう。

広告規制に留意する

柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師には、患者保護の観点から、「あはき法」や「柔道整復師法」で定められた広告に関する規制があります。

チラシの広告表現も規制の対象となり、違反した場合には罰則も適用されてしまいますので、内容については十分な注意が必要です。

インターネット上には広告規制について解説した記事もありますが、関連法規が変更になる場合や、情報に漏れなどがある場合も想定されます。

記事の更新時期や情報発信者の信頼性を確認すると共に、現行法規のチェックや管轄する保健所への相談なども実施し、広告違反を未然に防ぎましょう。

ターゲットを絞った内容にする

チラシのデザイン・内容については、ターゲット層に対して自院の強みが伝えられるようなものにできると、読んだ方に興味を持って貰える可能性を上げることができます。

逆に、読んだ人が「自分のことを言っているかも」と感じられなかったり、何が強みかが伝わらなかったりすると、自院にあまり興味を持たれないかもしれません。

内容はもちろん、色味やフォント(書体デザイン)、レイアウト(配置・配列)などについても、「ターゲット層にとって好ましいか」「どんな印象を与えたいか」などから吟味することが大切です。

広告規制の範囲内で作成するため難しい部分もありますが、Web上でデザイン例が公開されているサイトをチェックしたり、近隣店舗のチラシを参考にしたりしつつ、来て欲しい患者さんに刺さるチラシを作りましょう

写真を掲載する

初めての病院や治療院に入るとき、どんな雰囲気で、どんな先生が治療をしているのかがわからないために、緊張した経験はありませんか?

患者さんにとっても、初めての鍼灸・整骨院に行くというのは、非常に不安の大きいことです。

文字だけでは伝えにくい、あなたの鍼灸・整骨院の雰囲気や、あなたの人柄などを写真で伝えることができれば、初めて来院する方の心理的ハードルが低くなります。

こちらも広告規制の内容に留意する必要はありますが、効果的に写真を使うことで、より集患効果の高いチラシにすることができます

名刺や店舗と統一感のあるデザイン・カラーにする

チラシの作成にあたっては、名刺や実際の店舗、作成している場合はホームページなど、他の媒体と統一感のあるデザインにすることを心がけましょう。

暖色系で明るい印象のチラシに好印象を抱いたのに、店舗は寒色系でクールなデザインだったり、そもそもチラシでアピールしていることがホームページの内容と真逆だったりすると、広告としての訴求力は半減してしまいます。

強みや来て欲しい患者さんの層を基点に、全体としてどのようなイメージを与えたいかを考え、それに適したデザインやカラーで各媒体を統一することが必要不可欠です。

作ったチラシを効果的に配布するために

広告規制を守りつつ、来て欲しい患者さんの層に刺さるようなチラシが作成できたら、いよいよそれを配布することになります。

大量に配布すれば良いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、印刷・配布のコストや労力を考えると、闇雲に実施することはあまり得策とはいえません。

特に、極力コストを抑えたい開業初期などの鍼灸・整骨院にとっては、費用対効果の高い配布方法を選択できるかどうかが死活問題になることもあるかもしれません。

ここまで作成してきたものが十分に効果を発揮できるように、下記を参考に最適なチラシ配布を行っていきましょう。

適切な配布方法を検討する

チラシの配布方法には、いくつか選択肢があります。それぞれの特徴とご自身の状況を踏まえながら、どの方法にするかを検討しましょう。

折り込みチラシ

新聞への折り込みチラシは、広範囲なエリアへ大量に配布する際に有効な方法です。

一度に多くの枚数を配ることができるため、一枚あたりの印刷コストを抑えられる可能性があるほか、配布エリアを地域単位で区切ることもできます。

ただし、新聞を取っていない層には読んでもらえないという点は気を付ける必要があるでしょう。

ポスティング

ポスティングでは、新聞を取っていない層にも配ることができるほか、折り込みチラシよりも配布エリアを絞ることができるため、適切なエリア選択ができれば、枚数あたりの集患効果は非常に高くなる可能性があります。

ポスティング業者に頼まず、自身で配布することもできますが、費用が抑えられる代わりに時間と手間がかかってしまいます。その分だけ、施術や他の業務・施策に割く時間が減ってしまいますので、費用面だけを材料に判断しないよう気を付けたいところです。

手撒き

自院の面する通りや近くの駅前などで、道行く人に直接手配りする方法も、一つの選択肢です。

配る時間や場所、通行人の外見などからある程度ターゲットを絞ることができるほか、直接手渡す際に良い印象を与えることができれば、来院してもらえる確率は格段に上がります。

折り込みチラシやポスティングに比べると、配布できる枚数は圧倒的に少なくなってしまいますが、枚数あたりの効果は非常に高くなり得る方法です。

継続して配布する

チラシによる集患は、必ずしもすぐに効果が出るようなものではありません。

「配布したものの全く効果がなかった」と落ち込む方もいらっしゃいますが、配布した時には体の不調を抱えていなかった方が、しばらくして調子が悪くなり、チラシを思い出して来店するなど、配布してから3ヶ月~6ヶ月後に来院するということも十分に考えられます。

また、定期的に配布することで、ターゲット層に存在を認知してもらうことができれば、実際に治療のニーズが発生したタイミングで来院してもらえる可能性もあります。

1度の配布で終わるのではなく、粘り強く継続的に配布をしていきましょう

効果を測定する

実際に患者さんが来院されたとして、作ったチラシや実施した配布方法が100点満点の集患施策だったかというと、必ずしもそうではありません。

より良いデザイン・内容、より適切な配布方法にブラッシュアップしていくことで、さらに効果的な集患が可能です。

そのためにも、下記のポイントを踏まえて実施施策の効果を測定し、分析結果を次に活かすことが大切です

来院のキッカケを測定する

患者さんが自院の存在を知ってから来院に至るまでに、いつ何を見て、何に惹かれて来院を決めたかなど、どのようなキッカケがあったのかは必ず測定しましょう

方法は、問診表やアンケート、もしくは口頭でも構いません。

どの広告がどの層に効果があったか、どんな点が好印象だったかなどがわかれば、今後の集患に大いに活かすことができます。

反応率ではなく売上で考える

チラシの効果を測る際は、枚数当たりの問い合わせ・来院件数よりも、実際の売上に寄与したかどうかを重視しましょう

問い合わせ件数が多くても来院に繋がらなければ、費やした資金を回収できませんし、初回割引の患者さんが数多く来てもその後定着しないようであれば、少人数でもリピーターがついてくれる施策の方が効果はあったと言えるでしょう。

長期的な売上により貢献するような集患施策を追求することが、反応率以上に大切です。

規制に注意しつつ、ターゲットや目的に沿ったチラシ作成と集客(集患)を

この記事では、鍼灸・整骨院が効果的なチラシ集患を行うために押さえておくべきポイントや留意点についてご紹介をしてきました。

広告違反にならないように十分に注意しつつ、強みやターゲット層に合ったデザイン・内容のチラシを作り、適切な配布方法を行うことができれば、集患の効果は大きく向上します

ご紹介したポイントを押さえながら、より効果的なチラシ集患を実施し、多くの患者さんにご来院いただきましょう。

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