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【書籍紹介記事】永久保存版!すべての鍼灸師におくる「首藤傳明症例集 -鍼灸臨床50年の物語-」

公開日:2024年1月5日

医道の日本社では、最新の施術情報や関連知識の収集に努めている鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、アスレチックトレーナーや美容関係者・ヨガインストラクターの方などに役立つような書籍・DVDを多数取り扱っています。その中でも特にオススメの人気シリーズや、注目のタイトルなどをご紹介していきます。

悩める鍼灸師の道しるべになってくれる1冊

「思うように治療効果が上がらない」「開業したけど患者さんが来ない」、臨床の中で悩みは尽きません。

落ち込んだり、未来に不安を感じたりすることもあるでしょう。

そんな時、ぜひおすすめしたいのが、「首藤傳明症例集 -鍼灸臨床50年の物語-」です。

名人・首藤傳明が50年にわたる臨床の中で得た、秘伝ともいえる治療のコツが惜しみなく公開された1冊です。 今回は、流派や世代を超えて多くの鍼灸師に支持されている本書の魅力を紹介していきます。

こんな人におすすめ

✔️ 思うように治療効果が上がらず悩んでいる人
✔️ これから開業を考えている人
✔️ 鍼灸師を目指している学生

「首藤傳明症例集 -鍼灸臨床50年の物語-」の概要

鍼灸師として進むべき方向と脈診に悩む人に支持されているロングセラー『経絡治療のすすめ』、流派を超えて絶賛された『超旋刺と臨床のツボ』。満を持して登場した首藤傳明氏の新刊は、開業当時から現在までの症例の記録とその考察を、鍼灸臨床50年の集大成としてまとめました。長年の経験から生まれた迅速かつきめ細やかな患者の診方から、「超旋刺」はもちろん刺入鍼やてい鍼の使い分け、経絡治療と独自の選穴を組み合わせた治療法、さらに日々の試行錯誤や発見、後悔、そして患者への心配りも記されています。独自に使っている私方穴(ツボ)の図は、すべて首藤氏の直筆画です。
退屈になりがちな症例記録を、独特の語り口で物語風にまとめているので、初学者でも楽しみながら、すらすら読めます。治療のポイントを取り上げたQ&Aコーナー、さらに昭和59年から月刊「医道の日本」に連載され、悩める鍼灸師の共感を呼んだ『繁栄の法則を求めて―開業当初の苦心記―』も、完全収録。流派や世代を超え、長く繰り返し読んでいただけるよう、耐久性に優れた美しい装丁を採用しています。すべての鍼灸師におくる「指南書」、永久保存版です!

 収納コンテンツ

序章
第1章 頭部・顔面部の病
第2章 耳・口・歯の病
第3章 頚肩上肢の病
第4章 腰下肢の病
第5章 下肢の病
第6章 各関節からみる病
第7章 呼吸器系の病
第8章 鼻の病
第9章 循環器系の病
第10章 消化器系の病
第11章 肝臓の病
第12章 泌尿器系の病
第13章 婦人科系の病
第14章 その他の病
第15章 鍼灸で楽になる不調
第16章 臨床での心得
●付録『繁栄の法則を求めて―開業当初の苦心記―』

名人・首藤傳明が50年にわたる鍼灸臨床で培った治療のコツを惜しみなく公開

本書は、名人・首藤傳明が実際の症例をもとに、どうすれば治すことができるか、を記した、いわば「指南書」です。

50年にも及ぶ豊富な臨床経験に裏打ちされた治療のコツは、鍼灸師なら誰もが知りたい貴重なもの。

それを診察から具体的な選穴、刺激方法、その後の経過まで、すべてが惜しみなく公開された充実の内容となっています。

また、本書が他の症例集と一味違うのは、読みやすく、物語風まとめられていることです。

単に症例を並べるだけでなく、著者の試行錯誤の歩みや、失敗例、治療家としての心得などが、ユーモアを交えて語られていきます。

567ページという大ボリュームでありながら、楽しみながらすらすら読める本書。

そして、平易な語り口でありながら、そこには、50年の長きに渡り、真摯に臨床に向き合ってきた著者ならではの深い言葉の数々が散りばめられています。

「古典を読み、理解し臨床で試し、応用する、難儀な作業だが死ぬまで続くに違いない。苦しくもまた楽しい。」

「忘己利他(己を忘れて他を利す)がよい」

「鍼は人なり」

また、東西両医学偏らない著者の姿勢は、まさに今の時代の鍼灸師にとって大いに参考にしたいもの。 さらに「こころに効く鍼」など、鍼灸のさらなる可能性も感じさせてくれます。

開業する若い鍼灸師の背中を押してくれる名人からのエール

本書から一貫して伝わるのは、後に続く鍼灸師たちに向けた温かい眼差しと激励です。

特に、開業前や、開業して間もない不安な時期に、本書は心強い味方となってくれます。

巻末に収録されている付録『繁栄の法則を求めて―開業当初の苦心記―』は、開業から6年の日々の記録です。

患者のいない不安な時期を著者がどのように歩んだのか、当時の心情とともに記されています。

なんと毎日の患者数が分かる集計表まで、ありのままに掲載されています。

「当初から流行らなくても大丈夫」

「必死に一人一人の患者を向き合っていけば、それは必ず伝わる」

自身の歩んできた道のりと共に、励ましの言葉が綴られ、悩める鍼灸師の背中をそっと押してくれます。 「自分ももう少し頑張ってみよう」と、勇気がもらえる貴重な記録です。

「首藤傳明症例集 -鍼灸臨床50年の物語-」まとめ

・名人・首藤傳明が50年の臨床で得た治療のコツを知ることができる
・物語風の語り口ですらすら読める
・悩める鍼灸師を勇気づけ、進むべき道を教えてくれる

臨床で迷った時、ページを開けば、必ずそこにヒントを見つけることができる本書。 治療室の机の上など、いつもそばに置いておきたい、心強い味方のような1冊です。 ぜひ、お手にとってみてください。

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