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他業種のSNS活用から考える治療院での活用法

公開日:2021年5月27日

近年、飲食店や美容院などでは集客ツールとしてTwitterやFacebook、InstagramといったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が注目を集めており、治療院が利用しているケースも少なくない。一方で、何かのきっかけで批判や非難が殺到し、いわゆる「炎上」という状況に陥る場合もある。すでにSNSを積極的に集客につなげている飲食業、美容業の例に、活用のヒントと炎上を起こさないための注意点などを確認してみたい。

無料で治療院を宣伝できるSNS

SNSをビジネスに利用する最大のメリットと言えば、広告費をかけずに宣伝できること。Web上の一方的な情報発信とは違い、ユーザー同士が情報を共有できるため、発信者の意図とは関係なく拡散されることがあり、それが良い方向に行けば新たなファンを獲得し、結果的に来院へとつながっていく可能性がある。

飲食店では、こういった仕組みを巧みに使って、ランチメニューや店の混雑具合といった情報をリアルタイムで発信し、場所を決めかねているユーザーの集客を狙う。ランチを食べた人が写真とともに「おいしい」とSNSに投稿してくれれば、その情報は新たな顧客の来店を促す起爆剤ともなる。料理や店の状態など常に新鮮な情報を出している店という投稿がSNSで拡散され、さらにファンをつくるという相乗作用を生み出すことになる。

顧客獲得競争が熾烈な美容業界でもSNSの利用が欠かせない。ヘアスタイル写真やスタッフの紹介、販売しているヘアケア商品の紹介はもちろん、カットやヘアセットの動画などを配信。サロンの独自性を伝えることで他店との差別化を図り、集客を狙う。ファッションセンスが高い人が多く利用し、画像や動画が映えると人気の「Instagram」は美容室に相性のよいSNSとされ、活用しているサロンも多い。

治療院の活用方法でいえば、診療時間や予約状況といったリアルタイムの情報発信をするほか、「自分でできるマッサージ方法」といった患者さんのセルフケアに役立つ知識を発信することで治療院の存在感をアピールするなどが考えられる。治療家の専門知識を生かして有益な情報を発信し「シェア」や「リツイート」が増えれば、さらに多くの人の目に触れ、さらなる集客効果が期待できる。

経済産業省が作成した「ソーシャルメディア活用 ベストプラクティス」では、誰もが一度は耳にしたことがあるような国内外の大企業におけるSNS活用例を紹介している。

不特定多数が見るSNSを炎上させないためには

ここまでSNSの上手な活用方法を紹介したてきたが、SNSは発信した情報を不特定多数が見るため、特定の人や物事を非難したり、顧客の個人情報を掲載したりするなどの不適切な投稿が「炎上」につながる。情報発信にあたっては、不快な内容になっていないかどうか、画像に個人情報などの不適切なものが写りこんでいないかなど確認することが重要だ。

参考リンク

・経済産業省「ソーシャルメディア活用 ベストプラクティス」
https://www.meti.go.jp/policy/economy/consumer/consumer/pdf/sns_best_practice.pdf