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【2024年版】治療院の集客はどうすべき?手法や考え方まで解説

公開日:2024年4月5日

治療院の経営を安定させるには、患者様にきていただくための 「集客施策」が欠かせません。施術内容や技術を正しく患者様に伝えるためには、オンライン・オフラインのどちらも練り込んでPRを実施する必要があります。

他方で、この集客の実施に課題を感じている治療家の声をよく耳にします。

  • Webを利用した集客方法がわからない…
  • PRをするための自分の治療院の強みがわからない…
  • ホームページの制作業者から提案を受けているが、正しく判断できるか不安…

このようなお悩みにお答えすべく、今回の記事では治療院の集客方法について、昭和初期から鍼灸/治療院の領域に関わってきた医道の日本社がまとめました。ご参考にしていただけると幸いです。

治療院集客でよくある課題

厚生労働省の「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」にみられるような近年の治療院数増加や、国内で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されて今年の1月15日で4年経ち、治療院を取り巻く環境は日々大きく変わっています。これに伴い、治療院への集客の方法、自院を知っていただくためのPRの手法などにも課題を感じている経営者様も少なくないようです。

まずは、治療院集客のシーンで、経営者様から頻繁に伺う上位3つの課題をご紹介します。

自院の強みや魅力をうまく伝えられない

自身で経営する治療院がどのような強みを持っているかは、そのままアピールポイントとしてPRに反映できるため、非常に大切な情報です。
強みや魅力を広告や宣伝でうまくPRすることで、「この治療院なら自分の症状・悩みに合っていそうだ」と、患者様に関心を持っていただくことができます。

一方、強みや魅力をPRしきれていないと、患者様からの自院への興味や事前の信頼を得にくく、集客の効果もなかなか出ない可能性があります。
というのも患者様からみれば、自院も数多くある治療院のうちのひとつに過ぎず、自院の強みをしっかり伝えられないと、ほかの治療院との違いがわからないからです。

自院の強みを伝えることができないと、そもそも自院に足を運んでもらえないのはもちろん、来院いただいても治療のために継続した通院が必要であることが理解されず途中で止めてしまったり、別の治療院に移ってしまったりといったことも起こり得ます。
このような事態を防ぐためにも、自院の強みをしっかりとつかんで、アピールしていきましょう。

しかし、そもそも幅広い治療を行っているので自院の強み(PRポイント)が何かわからない、といったお声が多いのも事実です。
その場合は、まずは自院の得意とする施術や、治療理念などを伝えていくのがおすすめです。スタッフの人柄や所有する資格などをアピールするのもいいでしょう。

同じ地域のほかの治療院のチラシなども参考にしつつ、「自分の治療院なら何をアピールポイントにできそうか?」を考えてみるとヒントが見えてくるかもしれません。

まずは自院に足を運んでもらうことは、鍼灸治療を身近に感じてもらうための第一歩です。治療を通して鍼灸のよさを知ってもらうことが、ひいては鍼灸院に通院する人を増やすことにもつながるでしょう。

SNSやWebサイトをうまく活用できない

インターネットやSNSの隆盛により、いまや業界や業種を問わず、集客のためにはインターネット・SNSの活用がほぼ必須となっています。
この傾向は治療院の集客においても同様で、10~40代の方の多くは、地方紙やチラシなどよりも、インターネットを中心に治療院情報や来院者の口コミを閲覧する傾向にあります。
そのため、インターネット上での評判も、治療院集客の大切な要素のひとつといえます。

しかし、このインターネットやSNSを活用した集客についても、多くの経営者様からお悩みを伺います。

  • 自院のWebサイトを制作したいが、自分でやるのは難しい…
  • Web制作業者から営業を受けているが、提案内容の効果を判断できない…
  • X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSを運用しているが、フォロワーが伸びない…

このように、インターネットを活用した治療院集客は、多くの治療院経営者にとって悩みのタネのひとつではないでしょうか。
しかし、危機感に駆られて闇雲に取り組むのでは、せっかくの施策も効果が得られません。大切なのは、自分たちに必要な施策の組み合わせを選択し、正しく運用することです。

WebサイトやSNSなど、具体的な施策ごとの実施方法は、この記事の後半でご紹介します。そのうちのどれかひとつでも、まずはできることから初めることを目標にするのが良いでしょう。

集客を実施する広告資金がない

集客にお困りの要因として「広告資金がない」といった声も頻繁に伺う内容のひとつです。これは治療院ごとの状況などにも、もちろん左右される項目です。しかし、実際にかかる金額と広告資金のイメージにギャップがあるケースも少なくありません。

Web制作業者からの営業や、まとめサイト(キュレーションサイト)が提示するような相場が必ずしも正しいものではなく、やり方によっては、今の想像以上にコストを抑えられるケースも多くあります。

集客を考えるうえでは、まずは適切な情報収集と相見積もりを実施して、かかるコストを正確に把握することが大切です。これらは一見時間がかかる面倒な作業にも思えますが、後々にかかってくるコストを考えると、施策の決定段階でしっかり検討するほうが効果的といえます。

治療院の集客を考えるうえで、押さえるべきポイント

ここからは、先述の治療院でのよくある課題を踏まえて、治療院の集客を考える際に留意したい、より具体的なポイントをご紹介します。

新規顧客の開拓とリピートは分けて考える

まずは集客方法の種類についてです。新規の患者様の呼び込みと、一度来院したことのある患者様に再度きていただく「リピート」では、集客方法を分ける必要があります。

また、同じ媒体を使った集客施策でも、新規獲得とリピーター獲得では別のアプローチが有効な場合があります。

ここで覚えておきたいのが、新規獲得で重要なのは「認知」であり、リピーター獲得で重要なのは「アフターフォロー」であるという点です。

たとえば、Webサイトの運用で考えてみます。
Webサイトを魅力的なデザインにしたり、SEO対策を実施したりすれば、今までアプローチできていなかった新規の患者様の目に触れる機会を増やし、自院を認知してもらうことにつながります。

一方で、ブログやSNSを通した情報発信、Webを使った予約システムの整備などは、既存の患者様の利便性を向上させるアフターフォローの役割を果たし、再びの来院を促すことにつながるでしょう。

このように、新規の患者様の呼び込みとリピートの患者様の獲得では異なるアプローチが実施されます。来院者を増やすためには、まずは新規とリピートのどちらを獲得したいのか、明確にしておきましょう。

目安として、開業から1年未満の治療院の場合は新規獲得を、1年以上の治療院の場合はリピーター獲得を重視するのがおすすめです。
前者の場合、開業したばかりで患者様が自院のことを知らない可能性が高いです。まずは自院を認知し、行ってみようと思ってもらえる施策を実施しましょう。

後者の場合は、認知度や新規の患者様はすでに一定数いると考えられます。そのため、来院してくれた患者様に自院のファンになってもらい、リピートしてもらうための施策を考えましょう。新規の患者様の増加も喜ばしいことですが、あくまで一過性のものです。その後も長く通い続けてもらわないことには、一時的な集客効果に終わってしまいます。
治療院での集客の最終目標は、患者様に「何かあればあの治療院に相談しよう」と思ってもらえるような、リピーターの多い治療院を目指すことだと考えるとよいでしょう。

自分の治療院の強みを認識する

何度も登場するキーワードである「治療院の強み」は、集客施策の検討において非常に大切な項目です。

自分たちの強みが何なのか、何をPRしていきたいのかといった点は、そのままPRの内容に直結します。一見、チラシやホームページの制作には直接関係ないように思えるかもしれませんが、この強みが集客(特に広告集客)のキモになると言っても過言ではありません。

強みを把握しないままチラシやWebサイトを制作してしまうと、患者様から見て、ほかの治療院と代わり映えしない宣伝内容になってしまいます。これでは未来の患者様は、あなたの治療院の良さに気づくことができません。

逆に、強みを押し出したPRの内容は、その強みを探している患者様の目に効果的に触れることになり、患者様にとって魅力的な内容になるでしょう。

どんな人に来てほしいのかを決めておく

上記の「強み」を踏まえて、どのような患者様にきてほしいのか、いわゆる「ターゲット」を定めることが、集客戦略の最後のポイントになります。なぜなら、集客したいターゲットによって、最適な集客方法や集客媒体、アプローチなども変わってくるからです。

ターゲットが明確になれば「10〜40代に来院してほしいからSNSを積極的に使おう」「腰痛治療をウリにしたいから、こういった文言をWebサイトに記載しよう」といったアプローチもできるようになります。
そのため、集客を考える際には、自院が求めるターゲットをしっかりと決めておくことが重要です。

たとえば「肩こり治療が得意」とアピールすれば肩こりに悩みを持つ方に、「産後の骨盤ケアが得意」とアピールすれば、産後ケアを求める方に来院されやすくなります。
つまり集客においては、自院の強みと実際に来てほしいターゲット層、さらに集客の方法やアプローチを合致させることが重要なのです。

経営者のなかには、ターゲットを決めることで門戸が狭まり、ターゲット以外の患者様が来なくなってしまった結果、集客数が減るのでは…と心配される方もいらっしゃいます。しかし、集客においてはターゲットを明確にしたほうが、集客数は増加する傾向にあります

むしろ、ターゲットが曖昧なまま集客をしてしまうほうが、誰に向けた治療院なのかが不明瞭となり、患者様に魅力を感じてもらえず失敗しやすいです。また、もし新規の患者様に来院してもらえても、魅力が伝わらないまま足を運んでもらったがゆえに、リピーターの獲得にはつながりにくいのです。

患者様にとっても自院を選んだ理由や目的が明確なほうが、「悩みに適した治療院だ」と感じてもらいやすく、再度来院してもらえる可能性も高まります。

新規獲得とリピーター獲得の両方を成功させるためにも、集客ターゲットは最初に決めておきましょう。

【保存版】治療院の集客手法と、注意するポイント一覧

ここまで解説した治療院集客のポイントを意識したうえで、次は「具体的にどのようなことをするべきなのか」を施策別にご紹介します。

オフライン集客

まずは、オフラインの集客手法についてまとめます。
オフラインの集客の強みは、各種宣伝を、PRをしたい地域の患者様の目に確実に触れさせることができるという点です。新規開業時のお知らせや新しいメニューなどを、いち早く広めたい場合に効果的です。

チラシの配布/ポスティング

一般的な集客方法のひとつが、チラシ配布です。
オンライン集客の重要度が高まっている昨今ですが、チラシはまだまだ現役の集客媒体であり、Webとはまた違った効果が得られます。

チラシの配布やポスティングでは、訴求したい地域に対して、確実に素早く情報を届けられます。これは、インターネット集客ではなかなか得られない効果です。
また、チラシの閲覧をきっかけにWebサイトを閲覧する、といった集客導線も考えられるでしょう。ただし、特にポスティングの際は配布地域と合計のコスト(印刷代や人件費など)に注意をしましょう。むやみに多くのコストをかけて広範囲にチラシの配布を実施しても、コストに見合った集客はできない可能性が高いです

店頭看板/のぼりの設置

店頭看板やのぼり設置の最大のメリットは、「看板/のぼりの設置場所を日常的に通行する人の目に、自然に触れられる」ことです。設置場所の付近を日常的に通行するということは、治療院へ通うにも不便ではないということになるため、比較的通院の見込みが高い層にアプローチできます。注意点として、広告の内容が違法なものにならないよう気を付けなければなりません。誇大に取られる宣伝は、保健所からの注意が入るおそれがあります。その基準は地域によって異なるため、管轄の保健所に問い合わせるなどして、十分に留意した表示にしましょう。

フリーペーパーなどへの掲載

地域誌やフリーペーパーへの掲載も、オフラインでできる集客方法のひとつです。
地域のさまざまな情報がまとめられている誌面への掲載は、治療院に対してさほど強い関心がない方の目にも触れられるといったメリットがあります

掲載を検討する際には、その掲載効果を充分に吟味しましょう。
たとえば自身が日頃、治療院を運営する地域の情報をどのように収集するのか。その際に、地域誌やフリーペーパーを活用するのか。仮に活用するとしたら、どのような場所でフリーペーパーを入手できそうか…など、地域誌に仮に掲載した場合に効果が出そうかを、具体的に想定しておくとよいでしょう。

地域のイベントへの参加

自院が所在する地域やコミュニティ内での認知度を上げるために、地域のイベントに参加するという方法もあります。

自治体が主催するお祭りや市民発表会、ボランティア活動などの催しは、来院していただける可能性がある地域住民が一斉に集まるため宣伝のチャンスです。市区町村内で開催されるイベントには可能な限り出席しておき、地域住民の方々に自院の名前と存在を知ってもらいましょう。

なかでも、児童のための催しやゴミ拾い、無料体験会などのボランティア活動であれば、地域の方々にも喜んでもらえるだけでなく、治療院のイメージアップにもつながります。地域貢献と宣伝が同時にできるチャンスとなるため、ぜひ参加しておきましょう。

オンライン集客

スマートフォンの普及によって、多くの方が手軽にインターネットにアクセスすることがもはや一般的になりました。特に10~40代の年齢層は、オンラインの情報を活用して目的先を決めるといった傾向があります。
このような時代に、オンラインでの集客は決して無視することはできないでしょう。

Webサイト(ホームページ)の制作/運用

真っ先に考えるべきは、自院の公式Webサイト(ホームページ)の制作と運用です。Webサイトが存在することで、患者様からの信頼も高まります。制作しておくのが無難といえるでしょう。Webサイトの制作を外注する際の注意点として、制作・運用する目的を事前に明確にしておきましょう。

新規顧客を獲得する、予約のシステムを導入する、既存の顧客に定期的な情報発信をする…などの目的を明確にしておかないと、必要のない機能や過剰なページが追加され、想定以上に大きな額の見積もりが制作業者から提示されることになるため注意が必要です。

Googleビジネスプロフィールの活用

治療院に関わらず、店舗型のビジネスで多く利用されているのがGoogleビジネスプロフィールです。「MEO対策」とも呼ばれます。

これは、「地域名+治療院」や、「地域名+治療名」のようなキーワードで検索した際に、自店舗が上位に表示されるようにする対策です。たとえば「腰痛+新宿」などのキーワードで検索したとき、自院がすぐに検索上位に表示されることで、通常より多くのアクセスが得られます。

また、Googleビジネスプロフィールは、その名のとおり店舗のプロフィールの役割も果たします。プロフィールに営業時間や営業日が明記されていることで、治療院を検討する患者様の利便性につながります。

このような情報が整理されていることは、インターネットが普及した現在では、「当たり前」といっても過言ではありません。きちんと情報が記載されていることで患者様からの信頼も得られるため、漏らさず整備しておくことが大切です。

PPC広告

PPC広告は、Web上に掲載される広告の総称で、広告がクリックされるごとに広告費用が課金されるのが特徴です。一般的には、後述の「リスティング広告」を指すことが多いですが、本来はWeb広告全体を指す言葉です。

PPC広告のうち、もっとも多く使われる広告手法であるリスティング広告は、「検索連動広告」とも呼ばれます。ユーザーがインターネット検索をする際に、入力したキーワードに合致した広告を検索結果に表示させる仕組みとなっています。

そのほかで利用されることが多いのが「ディスプレイ広告(検索キーワードに応じてバナー広告を表示させる)」「SNS広告(SNS上に広告を掲載する)」ですが、いずれも料金システムはリスティング広告と同様に、クリック数に応じた課金となっています。

いずれの広告においても、ユーザーが求めている情報に近い広告を表示させるシステムであるため、集客につながりやすいというメリットがあります。
特に治療院は、ユーザーが地域や症状をキーワードに検索をかけることが多いため、狙ったキーワードでピンポイントに広告を表示できることから、見込み客へのアプローチ効果が高いです。

注意点として、PPC広告を配信する際には適切な費用設定が大切です。
PPC広告はクリック数ごとに課金されるシステムであり、あらかじめ設定しておいた広告予算額に達した時点で広告配信が止まるという仕組みです。

そのため、「予算を低く設定しすぎてすぐに広告がストップし、なんの効果も得られなかった」「予算を高く設定しすぎて、無尽蔵にクリックされて高コストになってしまった」などの失敗が起きることも考えられます。

そうならないためには、広告の効果を測定しつつ、ベストな費用対効果を得られる予算設定はいくらかなのかを考える必要があります。

PPC広告については、下記記事でもわかりやすく解説していますので、併せてお読みください。
「よく耳にするPPC広告とは?鍼灸・整骨院で注意すべきPPC広告のポイント」

SNSや公式LINEを運用する

SNSの活用も、近年では強力な集客媒体のひとつです。SNSの種類によってユーザー層が異なりますので、自社のターゲット層が使用していそうなSNSを選択し、興味を持って貰えそうな内容の発信を継続的におこなうことが大切です。

Instagram(インスタ)で集客

数あるSNSのうち、ここではInstagramでの集客を取り上げて解説します。

Instagramは、幅広い年代が利用するSNSで、ユーザー数も非常に多いです。写真・動画などの画像+テキストによる投稿ができることから、ユーザーに情報が伝わりやすいサービスとなっています。

また、DM(ダイレクトメール)やストーリーの投稿などの機能も充実しているため、ユーザーと円滑なコミュニケーションをはかりやすい点も特徴です。

加えて、最近の傾向として、Instagramを検索ツールとして活用するユーザーも増えてきています。

「ハッシュタグ」と呼ばれるキーワード設定を活用し、気になった店舗の詳細やクチコミをInstagram上で検索するのです。

いまやユーザーには「GoogleとInstagramで二重検索して調べる」という文化が浸透している傾向のため、Instagramの運用・整備は、集客においての重要度が非常に高くなっています

治療院でInstagramアカウントを運用する際には、ぜひ「#鍼灸」「#腰痛」「#新宿」といった具合にハッシュタグを活用し、治療院や施術に関心のある患者様にアプローチしやすい投稿を試してみてください。

LINE公式アカウントの運用

Inatagramと並ぶ重要なSNS施策のひとつに、LINEの活用が挙げられます。

LINEは、日本では現在9,500万人以上が利用すると言われており、圧倒的なユーザー数を誇ります。日頃からメッセージツールとしてプライベート利用する方が多いため、LINEで送られた広告は、メールを使ったメルマガよりも開封率が高いというメリットがあります。

ユーザーに友だち登録をしてもらうだけで、クーポン配布や動画配信といった、リピーター獲得につながる施策が簡単に行えるというメリットは自院にとって非常に大きいです。

そのため、治療院だけでなくあらゆる店舗型ビジネスで、「友だち登録で●●円オフ」「友だち登録でクーポン券プレゼント」といった工夫が凝らされています。

ただし、治療院の公式アカウントとして運用する場合は、通常のLINEアカウントではなく、ビジネス用の「LINE公式アカウント」の取得は必須ですので注意が必要です。

ビジネス用「LINE公式アカウント」は、「フリープラン」なら、利用料金無料+毎月200通までは無料でメッセージ配信可能と、初期費用をかけずに始められます。まずはフリープランで運用を開始し、登録者数が増えて201通以上の配信が必要になったら、有料プランに切り替えるのもおすすめです。

クチコミサイトの活用

患者様が治療院を選ぶ際、ほかの方のクチコミを見るケースが多くあるため、クチコミサイトを活用することもひとつの集客手段となります。

クチコミサイトの活用は、Webサイト制作やSNSの利用などよりも時間をかけずに開始できます。また、掲載自体は無料といったプランを掲げるクチコミサイトもあるため、掲載媒体によってはコストを抑えられる可能性があります。ただし、クチコミサイトの運営企業は、あくまで営利を目的とした企業です。効果的な掲載をするためには、一定のコストがかかる場合があることは認識しておく必要があります。ほかの広告類と同様に、費用対効果を考慮しつつ検討しましょう。

自院の強みと目的を整理して、最適な集客を

この記事では、治療院の集客施策についてご紹介いたしました。

ご紹介したとおり、集客施策は数多く存在するため、流行の施策に闇雲に手を出すのではなく、自分の治療院の強みを正しく認識して、ターゲットになる患者様に正しく届ける手段を選ぶことが大切です。

自身の治療院の魅力や情報が患者様に正しく伝わるよう、集客施策を検討していきましょう。

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