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勉強会に行ってきました!(4)
Kiiko Matsumoto's Japan Study Seminar [2013.02.04]

全国の勉強会や研究会に鍼灸学生が参加し、その様子をレポートするこのコーナー。第4回目は、松本岐子氏が年に1度、国内で外国人鍼灸師向けに開催しているセミナー“Kiiko Matsumoto's Japan Study Seminar”です。東洋医療専門学校2年生の濱本寛子さんに体験取材してもらいました。

Kiiko Matsumoto's Japan Study Seminarに参加して
東洋医療専門学校 鍼灸学科2年 濱本寛子


私は鍼灸学校の2年生です。学校の先生の授業をきっかけに、松本岐子先生のKiiko Styleに興味を持ち、12月7日に東洋医療専門学校で開催されたセミナーに参加してきました。

会場には約70人が集いました。学生の参加者は少なく、すでに臨床に出られている先生方が多かったように見受けられました。ふだんアメリカで活躍されている岐子先生のセミナーは、日本ではあまり参加することができないので、参加者にとって大変貴重な時間であり、会場には緊張感が漂っていました。岐子先生の治療法は、長野式を基本としています。脈診が分からなくても、腹診による腹部の圧痛や硬結を探すことで、患者さんの反応点が分かるというように、私たちにも習得しやすい形に変えられています。初めて治療を見たときは不思議な感覚を覚えました。

今日のセミナーは実技がメインで、5人のモデル患者を岐子先生が治療し、参加者はその様子を見学するというものでした。皆、岐子先生の言葉や治療方法を聞き逃さないよう必死でした。

患者役の5人は、それぞれ主訴が異なっていたのですが、岐子先生は共通してまず下腹部を触診し、血液循環の障害である下腹部の血塊や硬結を探して、オ(やまいだれに於)血処置を施し、停滞した血流をよくしていました。患者役の人は治療後、「下腹部の圧痛がほぼなくなった」と言っていました。また、胃・大腸・免疫疾患が主訴の人には、同様にオ血処置を施した後、「天宗」に刺鍼していました。さらに「天宗」一穴ではなく、「養老」にも刺鍼し、四穴で囲むようにしていました。患者役の人の既往歴を聞き、現在の症状を見て、あっという間に治療されていました。

また、第1頚椎(C1)がずれているという人には、「腰腿点」に刺鍼していました。患者役の人は「腰痛に加えて、第1頚椎の痛みも消えた」と言っていました。岐子先生は、「アデノイドがあると第1頚椎がずれる可能性が高い」とも解説されていました。

今日のセミナーは治療法を中心に、内容が凝縮されていたと思います。勉強・知識不足の私にはたくさんの発見があり、難しい疾患にも鍼灸は適応し、その効果を得られるのだと、鍼灸の凄さをさらに実感した1日でした。岐子先生の治療方法は効果を確認しやすく、治療を受ける方にも鍼による変化を感じてもらえるものだと思いました。

今後は私自身より一層努力し、1人でも多くの患者さんの役に立てる鍼灸師を目指して、岐子先生の治療をもっともっと勉強していきたいです。

 

 

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会場には多くの参加者が集まっていました。学生の私にとっては難しいところもありましたが、とても勉強になりました

 

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