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治療家のセルフケア(3)ピンポイント療法 [2010.11.22]

どんなに仕事がハードでも、いつも元気でストレスフリーな松久正先生。今回は、先生の治療のテーマでもある「神経の流れを正常に、スムーズにする」という視点から、効果的なセルフケアを紹介していただきました。重い症状から軽い症状まで、試してみる価値あり!です。

 

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こういうコーナーで冒頭から申し訳ないですが、私は健康のために食事を制限したり、定期的に運動したり、ということは一切していません。それでも、私はもちろん私の家族も、いつも元気で健康です。カイロプラクティックによって、常に神経の流れをスムーズに保っているからだと思います。

 


規則正しい食事や定期的な運動を無理なくできれば、確かに何よりです。でも、神経の流れが狂った状態でそれを強制したり、恐怖や脅しでやるように仕向けても、まったく意味がありません。本来の健康を取り戻すには、根本の問題を解決しなければなりません。その問題とは、誰もが大なり小なり抱えている神経の流れの狂いなのです。


私は以前、整形外科医として病院に勤務していましたが、経験を積むうちに、脳から背骨の中を通り、体のすべての臓器に指令を与える神経の流れがスムーズであれば、各臓器が正常に働き、身体が健康な状態を保てるようになるのではないかと考えるようになりました。そこで周囲の反対を押し切り、整形外科医を中断し、アメリカに渡り、現地の大学でカイロプラクティックを学んだのです。今、そのカイロプラクティックによって日々患者さんを治療していますが、いろいろな患者さんと触れ合ううちに、神経の流れがスムーズになれば身体は本来の健康を取り戻し、患者さんは自然に元気になると感じるようになりました。そうなれば、正しい指令が脳から体に流れるので、そのとき食べたいもの、やりたいことをすればいいのであって、特別なことは必要ない。患者さんにもそう話しています。


私の診療所を受診されている患者さんには、神経のつまりを取るために日々補助的にしてもらっていることがあります。私自身もやっていることですが、カイロプラクティックの理論を応用し、私が考え出した身体のメンテナンス術ともいえます。これは特に病気だと思っていない人にもやっていただくといいと思います。首のうしろにある左右どちらかのポイントを優しく押して、第一頸椎の部位で神経の流れをよくするということです。


首には7個の椎骨があって、それらを頸椎といいますが、第1頸椎だけは他の6つの骨と全く違う形をしていて、他の骨の間にある椎間板もありません。これは第1頸椎の上にのっている頭部を、左右に回転できるようにするためです。また、第1頸椎の位置は脳に最も近く、身体のすべての組織に脳からの指令を伝える神経の「元締め」的な役割をしています。このポイントを押すことで、第1頸椎の部位で最も大切な脊髄神経の流れを改善し、全身の神経を活性化する効果が期待できるのです。


これは私が行う治療内容には及びませんが、皆さんが日常レベルでできるように考案した補助療法です。以下にその方法を述べますので、注意点を守ってやってみてください。症状が長年続いていた人は長くかかるかもしれませんが、人によっては2、3日で症状が改善してくることもあるのです。

 

●ピンポイント療法の手順

 

1.首の力を抜いて顔をまっすぐ前に向けたら、耳たぶの付け根のすぐ裏側を探り、硬い大きな骨の出っ張り(乳様突起)を探します。そのすぐ下でやや前あたり(写真)を左右の手の中指の先端で軽く押し、左右どちらかで痛みや不快な感覚のあるほうをポイントとします。わからない場合は、まず片方を30秒程押してみて、症状を観察します。しばらく時間を空けてからもう片方を押して、症状を観察します。なんらかの症状が改善されたり、身体が何となく軽く感じたほうが、ポイントです。必ず左右どちらかに決め、両方を同時または交互には押さないでください。

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2.ポイントが見つかったら、首の力をぬいて身体をまっすぐ前に向け、中指でポイントを60秒ほど押し続けながら、ゆっくり腹式呼吸をします。押すというより触れるという感覚です(写真上:皮膚が沈まない程度にごく軽く、押すというより触るという感じで。写真下:押したとき爪先が白くなり、皮膚が沈むのは押しすぎ)。息を吸うときは背骨の中を神経が下から上へ流れていくのをイメージし、息を吐くときは同じく神経が上から下へと流れるのをイメージします。さらに効果を上げるには、自分のなりたい姿を頭にイメージしながら行ってください。

 

※1日何度やっても結構です。基本として、朝晩の日課としましょう。

 

写真2(左) 正しい.JPG

正しい

 

写真2(右) ダメ.jpg

押し過ぎ

 

 

【取材協力】
松久 正(まつひさ ただし)


1966年、三重県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、三重大学医学部整形外科入局。整形外科医として経験を積むうちに現代医学の限界を感じ、2000年に渡米。南カリフォルニア健康科学大学(ロサンゼルス・カイロプラクティック大学)入学後、パーマー・カイロプラクティック大学に転入し、03年に同大学ガンステッドクラブのエグゼクティブ試験に合格。05年に同大学を卒業後、米国アリゾナ州フェニックス、ドクターララのクリニックに勤務していたが、父の死を機に帰国し、09年4月、鎌倉ドクタードルフィン診療所を開院。同年6月に米国ガンステッド・セミナーより米国以外で初、世界で3人目のガンステッド・カイロプラクティック・アンバサダーを授与される。

 

鎌倉ドクタードルフィン診療所   http://www.drdolphin.jp

 

 

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