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第41回中国伝統医学学会レポート!
日本からは首藤傳明氏が参加 [2010.08.02]
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<学会レポート>
第41回中国伝統医学学会 (41st TCM Kongress Rothenburg)
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第41回中国伝統医学学会(41st TCM Kongress Rothenburg、学会長=Gerd Ohmstede)が、ドイツ ローテンブルグで、「トラウマ-精神と身体、アレルギー、ライフカウンセリング、灸」をメインテーマに2010年5月11日~16日の6日間にわたって開催されました。
今年も世界各国より88人の講師陣が招かれ、中国伝統医学に関する様々な知識や文化、技術が紹介。欧州各国より訪れた約1,200人の参加者は臨床技術向上のため、熱心に講義に参加していました。
ちなみに、主催のAGTCM(ドイツ古典鍼灸・中国伝統医療協会)は1954年に設立されたTCM関連の団体としてはドイツで2番目に古い団体であり、同団体は国際的なTCM組織の一部で、古典的なTCMと近代的なTCMの教育に関し、重要な役割を果たしています。
学会への参加費用は、6日間の通しチケットが €610(\73,200)、一番安いチケットは €210(\25,200)となっており(為替レート1ユーロ=120円)、基本的に参加者は事前に大会HPで講義内容を確認し申込みを行いますが、当日の申込みも可能となっています。人気講師の講義や人数制限をしている講義には申込者が集中するため、比較的早い段階で申込みが締め切られる事が多いようです。
今年の講義は「一般的な講義」が76題、「コングレスのテーマに沿った講義」が26題、「特定のテーマでの講義」が29題、「スペシャルイベントの講義」が62題の193題が行われ、その内、鍼に関しては19題が行われました。
以下、鍼講義の演題です。
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●「痛みの問題解決」、「不妊症に対する」鍼治療」(ジャイ・フー氏, 中国) ●「トラウマとアレルギーⅠ・Ⅱへのバランス治療」、「精氣神の強化」、「三陰三陽(六病位)の概論」(リチャード・タン氏、アメリカ) ●「美容鍼灸Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 顔の若返りの鍼治療」(バージニア・ドーラン氏、アメリカ) ●「診断と治療のための伝統的な経絡」(ジェイソン・ロバートソン氏、アメリカ) ●「陣痛と出産時の鍼治療」(マーニー・アージル氏、アメリカ) ●「正しい治療穴は?」(アストリット・クラッツ氏、レナーテ・シュレーター氏、ドイツ) ●「小児鼻炎とアレルギー性結膜炎へのレーザー鍼治療」(マイケル・ウェーバー氏、ドイツ) ●「鍼の精神的な応用」(ガブリエル・スタックス氏、ドイツ) ●「思春期から閉経までの奇経八脈内でのエネルギー循環」(ピエール・ジュリアーニ氏、フランス) |
いずれの講義も、各分野の専門家により実技公開を交えた講義が行われ、参加者からは日々の臨床上抱えている問題点が質問されるなど、活発な討論、情報交換が行われていました。
中でも、日本でも盛んな美容鍼灸の講義が人気を集めており、30人の募集定員は早々に締め切られ、連日満員の盛会となっていました。講師のドーラン氏は、アメリカ、イギリスを中心に美容鍼灸の講義を行っており、ドイツでの講義は今回が初めてとのことでした。講義内容は鍼により、顔や首の筋の過緊張緩解、皮膚の弛みの改善を行うと共に、コラーゲンの生産と補助を向上させ皮膚の引き締めと、しわ改善を促すという非常に興味深い内容で、参加者の様子からもドイツでも美容鍼灸に対する大きな需要があることが伺えました。
また、今年は日本から首藤傳明氏が招かれたため、日本鍼灸という題目で下記の講義が行われました。
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【日本鍼灸の講義】
●「経絡治療の基礎」、「頭痛・頸椎症・めまいの治療」、「心身症・お灸」(首藤傳明氏、日本) ●「知熱灸と透熱灸」(スティーブン・バーチ氏、オランダ) |
例年、中国伝統医学の様相の強い本学会ですが、首藤先生が3日間に及ぶ講義で実地臨床に則した日本鍼灸を紹介したことにより、日本鍼灸の繊細な治療法や、触診の重要性などに気づかされた参加者も多くいたようで、日本鍼灸の普及と共に、大きな反響がありました。しかし、まだまだ、欧州では日本鍼灸の勢力が小さいため、今後も引き続き、日本の先生方に、このような学会で講義を行っていただき、日本鍼灸が海外で発展する事を大いに期待する次第です。
鍼灸以外の講義としては、ハーブ療法、推拿、栄養学、気功、日本漢方などの多種多様な講義が行われていました。これは余談になりますが、金曜日の夜にはダンスパーティーが催され、参加者は日中の勉強からしばし離れ、食事や歓談をし、その後、夜遅くまでダンスを楽しんでいました。
来年、2011年の学会は5月31日(火)~6月5日(日)にかけ開催され、日本からは、東洋はり医学会の篠田豊氏と徳永道孝氏、アメリカからは松本岐子氏が来られ講義を行う予定です。日本とドイツは距離的に遠いですが、この学会は欧州の鍼灸状況を知る上では、非常に良い機会だと思いますので、是非、海外の鍼灸に関心のある先生方には積極的に参加していただければと思います。
学会の様子や日程など更に詳しい情報をご希望の方は、下記の学会HPをご覧ください。





