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拝見!鍼灸学校のクラブ活動・サークル活動(1) [2011.05.02]

未来の鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師を目指して日夜勉強に励む鍼灸学校の学生たち。しかし、そんな彼らの学びの場は、授業だけではありません。仲間との交流を楽しんだり、目標に向かって努力したり――クラブ活動やサークル活動も、学生たちにとって大事な活動のひとつ。本コーナーでは、鍼灸学校のユニークなクラブ・サークルを紹介します。
第1回は、関西医療学園専門学校の「灸道・揉道(きゅうどう・じゅうどう)部」。まるで武道のような名前のクラブですが、どのような活動をしているのでしょうか。顧問の1人、戸村多郎先生にお話をうかがいました。

 

――弓道や柔道になぞらえた面白い名前ですね。部の名前は先生が考えたのですか。

 

戸村 灸道部は元々、関西医療大学で発足された同好会だったのです。2005年、「滋賀県柏原やいと祭」「日本国際博覧会愛知万博」に、関西鍼灸大学(現・関西医療大学)の関係者として参加した際に、大学の灸道部を知りました。大学の灸道部ではクラスや学校、OB・在校生の壁を超えて交流していまして、私も参加させてもらってとても楽しかったのです。こうした「交流の楽しさを専門学校の学生にも知ってもらいたい」と思い、大学からの「のれん分け」という形で、2005年に部を立ち上げました。その後、部員から「手技療法の勉強もしたい」という要望があったので、現在の「灸道・揉道部」の名前になりました。ですので、「揉道」のネーミングは私のオリジナルということになりますね。

 

 

――灸道・揉道部の活動目的について教えてください。

 

戸村 「学科や学年を超えて交流してもらうこと」が設立した目的なのですが、活動面では、「臨床で役立つように鍼灸の知識・技術を深めること」「新しい灸法の創造」「手技療法の研鑽」などを目標としています。また、技術的には、「部員全員、卒業までに盤上施灸10分200壮」を目標に掲げています。これはなかなかハードな目標です。

 

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毎年30名前後の部員が参加する
写真は片手挿管タイムトライアルに励む部員達

 

 

――そうした目標に基づいて、どのような活動をしているのでしょうか。

 

戸村 活動は月曜日と木曜日の週2回、夕方の5時から時間の許す限りやっています。部が始まったら、盤上施灸を5分間2セットと片手挿管のタイムトライアルを必ず行う練習メニューとして行っています。その後、その時々で部員たちの関心があるトピックについて勉強します。
また、外部から講師の先生をお招きして行う勉強会と合宿をそれぞれ年1回行っています。昨年度の勉強会のテーマは「臨床に役立つ禅―患者の変化を感じるために自己を律す」ということで、ゲストスピーカーとして禅僧の先生に来ていただきました。先生も灸道・揉道部を気に入ってくださったようで、何と今年3月に行った合宿にも駆け付けてくれたんです。今回の合宿では、1泊2日で大阪府の犬鳴山に行ってきました。ミニ棒灸の作製や手技の勉強に花が咲き、気づけば東の空が明るくなっていました。そのまま眠い目をこすりつつ恒例の早朝散歩で山奥にある滝を見てきました。静謐な空気を胸いっぱい吸い込み新年度の活動に向けて部員一同気持ちを新たにしました。

 

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合宿では徹夜で勉強!昨年度はミニ棒灸作りにチャレンジ

 

 

――灸道・揉道部は、これからどんな展開をしていくのでしょうか。

 

戸村 部の目的である「技術の向上」と「学年・学科を超えた交流」を発展させて、OBとの交流や、OBも交えた卒後研修をやっていきたいです。それと、一般の方に対して、鍼灸を知ってもらう活動をやっていきたいですね。これは、部を立ち上げたときからやりたいと考えています。

 

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合宿の早朝散歩は毎年恒例。心身ともにリフレッシュ

 

部員の声 昨年度副部長の前田雅史さん(東洋医療鍼灸学科・夜間部3年)

灸道部に入ってよかったと思うことは、学年やクラスをまたいでの交流があるということです。なかには篤い気持ちを持った人もいるので、よい刺激になります。また、活動時には顧問の先生方に指導してもらえるので、鍼灸の技術的なことや授業でわからなかったことなどを聞く機会も増えてとても勉強になります。

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